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李国会議長、「統一憲法を論議する時点じゃない」

李国会議長、「統一憲法を論議する時点じゃない」

Posted July. 18, 2001 20:39,   

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李萬燮(イ・マンソプ)国会議長は17日、国会で開かれた第53周年制憲節(韓国の憲法記念日)記念式で演説し、与党民主党の外郭研究所である新時代戦略研究所(理事長、金元吉保健福祉部長官)が先日統一憲法問題をテーマにシンポジウムを行っていたことに触れ、「統一憲法が学問研究の対象になるのは構わないが、この時点で政界で論議するのは国民混乱と国論分裂を招く恐れがあり、適切でない」と述べた。

李議長が、また「統一憲法の問題は、南北関係で一層の進展が見られ、国民の共感が得られたとき論議しても遅くない」とも語った。

野党ハンナラ党の李會昌(イ・フェチャン)総裁も、汝矣島(ヨイド)の党本部で幹部たちと懇談し「平和統一の基本的な雰囲気も造成されていないのに、統一憲法の話が持ち上がっているのは極めて憂慮される状況」と語った。

李総裁は、また「韓国の憲法は9回にわたってボロボロに改定されたが、それは一方では、それほどに鍛えられていて、これ以上直す必要がないとも言える」とし、「憲法が規定している国家基本の本質的価値を反芻すべきだ」と語った。

ハンナラ党の權哲賢(クォン・チョルヒョン)スポークスマンは声明で、「現政権は統一憲法を云々しながら国家のアイデンティティまで揺さぶっている」とし、「ハンナラ党は、憲法を蹂躙・毀損しようとするいかなる政策にも憤然と立ち向かう」と述べた。

この一方、民主党の田溶鶴(チョン・ヨンハク)スポークスマンは、「制憲節を迎えて制憲節の意義を反芻し、国家のリーダーとして国家利益と国民の福利を考える時なのに、ハンナラ党が政治攻勢で国民をミスリードするのは望ましくない」と批判した。

田スポークスマンは、また「統一憲法は党の外郭研究所でかなり以前から企画していたもので、学術的なシンポジウムだ」とし、「これを政治的に問題視するのは、極めて政略的な発想だ」と反論した。



宋寅壽 issong@donga.com