今季8勝を挙げた後は、勝運に恵まれないコリアンエクスプレス朴賛浩(パク・チャンホ、28、LAドジャース)が、9勝目に挑む。
舞台は19日ホーム球場のドジャース・スタジアムで行われる対ミルウォーキー・ブリューワーズ戦。朴選手自信とチームのためにも是非勝ちたい試合だ。
朴は、先月16日のアナハイム・エンゼルス戦で8勝目を手にした後、一ヵ月以上、勝ち星を挙げていない。
特に、オールスター戦後、初登板となった14日のオークランド・アスレチックス戦で3と3分の1イニングの間、7失点を許す最悪のピッチングで連続クオリティーピッチング(先発6イニング以上3失点以下)の記録も15試合でストップしてしまった。
これから残された登板予想試合数は12—13試合で、もし、今回のミルウォーキー戦も勝てなければ、今季最低目標としていた15勝の達成もおぼつかなくなる状況。
チームにしても、朴の一勝は是非ともほしいところだ。ドジャースは先発軸のダレン・ドライフォートがひじの手術で戦線から外されており、エース、ケビン・ブラウンまでひじを怪我しており、回復まで4〜6週間が必要だと診断されている。ドジャースは幸いなことに、最近、不調のピッツバーグ戦で3連勝を上げるなど、4連勝でチームの雰囲気は盛り上がっている。ナショナル・リーグトップのアリゾナ・ダイアモンドバックスとは2.5ゲーム差。
記録からすれば、19日のミルウォーキー戦で朴が勝利する可能性は高い。
まず、ミルウォーキー戦に強すぎるということ。
朴が相手にした大リーグチームの中で、唯一ミルウォーキー戦では無敗行進(7試合4勝、平均自責2.98)を続けている。4月3日の今季の開幕戦でも先発7イニングの間、5安打無失点で抑えた。
それに、今回の試合はホーム球場で行われる。朴は今年のホーム試合で6勝1敗、平均自責1.92を記録し、最高レベルのピッチングを披露している。
最近、ミルウォーキーの成績が振るわないことと、相手の先発投手がそれほど強くないことも朴に有利に働いている。
ナショナル・リーグ中部地区4位のミルウォーキーは最近、4連敗でスランプに陥っている。ミルウォーキー先発のアレン・レブロールト(24)は大リーグ2年目で、今年4勝3敗、平均自責5.05の新人。
打線では相手打率0.412(17打席7安打)に3ホームラン、4打点を記録しているジェオフ・ジェンキンズと、ホームラン(21個)と打点(62個)において今季チーム内最高の4番打者、リーチ・サックソンが主な警戒の対象だ。
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