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グリーン&ジョーンズ、世界一のスプリンター

グリーン&ジョーンズ、世界一のスプリンター

Posted July. 25, 2001 19:32,   

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「誰にも二人を止められない・・・」。

「最高のスプリンター」ことモーリス・グリーン(26)とマリアン・ジョーンズ(26)の二人は、様々な面において「似た者同士」。米国人という点を除いても、97年のアテネ世界選手権で「陸上の花」とされる男女100mで仲良く優勝を飾り、スターの道を歩み始めた。この他、これまで世界最強の短距離走者として君臨し、この度の2001世界陸上選手権大会(8月4日〜13日、カナダ・エドモントン)男女100mで、揃っての3連覇を狙っているという点も同じだ。

世界最高の男女スプリンターである二人は、世界選手権大会を2週間後に控えて開かれたグランプリ大会で、同伴優勝を果したことでエドモントンへの足取りも軽くなった。

男子100mの世界記録(9秒79)を持つグリーンは23日、ロンドンのクリスタルパレスで行われたブリティッシュグランプリ大会で、秒速1mの向かい風の中9秒98を記録、「イギリスの希望」ドワイン・チェンバーズ(10秒11)を躱して真っ先にゴール入りした。これでグリーンは5月12日、日本の大阪で9秒96、6月12日ギリシャのアテネで9秒91、7月5日スイスのロザンで9秒90を記録するなど安定した記録をみせて、世界選手権の男子100mで3連続金メダルの可能性を強めた。

グリーンは、左の膝に炎症を起こし、世界選手権200m部門の出場放棄を考慮しているが、100mでは彼に匹敵する者はいない模様。グリーンは、米国短距離界スターたちの「士官学校」とされるジョン・スミス監督軍団(スミス陸上クラブ)の看板スターとして、スタートから中間疾走、フィニッシュに至るまで、最も完璧な走りをみせる選手という評価を受けている。

グリーンの最大のライバルは、ティム・モンゴメリー(米国)。モンゴメリーは14日、オスログランプリ大会で9秒84を記録し、グリーンの世界選手権3連覇を阻止するダークホースとして浮上した。この日のモンゴメリーの記録は、グリーンの世界記録には及ばないものの、ドノバン・ベイリー(カナダ)と並ぶ歴代2位の記録だ。

一方、女子100mのジョーンズは、この日11秒00の記録で「トレーニングパートナー」のチャンドラ・ストラップ(11秒15、バハマ)を躱して優勝を果し、97年から続いている同種目52連勝行進に1勝を足した。

シドニー五輪3冠に輝くジョーンズは、先月30日ローマで開催されたゴールデンリーグで10秒96、7日フランスのサンドニーゴールデンリーグで10秒84で、今シーズン最高記録を更新するなど、相変わらずの「独走」を続けており、「女子100mの3連覇は請け合い」という評価さえ受けている。ジョーンズはついこの間、夫で砲丸投げのスターC・J・ハンターに離婚を要求するなど私生活での悩みもあるが、トレーニングで克服している。ジョーンズは、99年セビヤ世界選手権大会で、競技中腰を痛めて出場を断念した200でmでも再度金メダルに挑戦する。



梁鍾久 yjongk@donga.com