今年下半期も大卒者の就職難がさらに厳しくなる見通しだ。
延世(ヨンセ)大学が民間企業を対象に調査・分析を行って、26日発表した「2001年下半期の大卒就業の気象図」と題した結果によると、今年下半期大卒新入社員の就職口はおよそ7万3000、求職者数はおよそ43万人で6倍の競争率を見せるものと予想される。
同大学の金弄柱(キム・ノンジュ)就業担当官はこの5カ月間、181の企業の人事担当者らを対象に調べた結果を示した報告書でこのような内容を明らかにした。同担当官は各企業が新規採用を忌避する理由としてベンチャー企業の資金難の深刻化、大手企業の設備投資の減少、半導体メモリー分野の不振などを挙げた。
同報告書は、業種別の採用展望を天気にたとえて△ベンチャー産業は「暴風と大雨」△出版・半導体の創業投資は「雨」△銀行・証券・造船業界は「曇り」△情報技術(IT)産業は「曇り時々晴れ」△流通とコンピューター業界は「晴れ」と分類している。
同報告書は韓国の企業は制限的に新入社員を選抜する予定であり、外資系も下半期から雇用を増やして行く可能性はあるものの少数の人員を選ぶ場合が多く、全般的な就職難を解消するうえではそれ程役に立たないものと見通した。
金担当官はまた「下半期には企業が成績だけを管理してきた人材よりは現場での経験者を優先に選び、面接の時間を大幅に増やすはずであり、2008年の北京五輪を目指してベトナム語と中国語が流ちょうな人材を好むだろう」と指摘した。
今年の求職者は、就職浪人26万人、そして卒業予定者17万人を含めて合計43万人に上るものと見られる。
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