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中国、北朝鮮難民を徹底捜査

Posted August. 01, 2001 10:19,   

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6月にチャン・ギルス君家族が亡命した後、中国政府は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との国境地域の村で人口調査要員を動員して各家ごとに調査を行うなど、北朝鮮の難民に対する捜査作業を強化していると、米ニューヨークタイムズ紙が30日報じた。

タイムズ紙は、中国・図們発のルポ記事を通じて「人口調査要員が中国語で複雑な質問を投げかけて、顔の表情などの反応を通じて北朝鮮の難民であるかどうかを確認している」とし、「質問が理解できなければ、身分証の提示を求め、北朝鮮の難民であるということが確認されれば現場で逮捕し、北朝鮮に送還される」と伝えた。

現地の教会関係者は、「地域の割り当てを受けた中国公安要員たちが6月から各家をひとつずつ回りながら調査を繰り広げており、うちの教会でも20〜30名が逮捕された」と述べたと、タイムズ紙は伝えている。

30万名と推測される北朝鮮難民を「経済移民」とみなしている中国政府が取り締まりを強化したため、多くの北朝鮮難民が取り締まりを避けて毎晩隠れ場を換えたり、田舎に逃避したりしており、一部はモンゴル経由で韓国に渡るという危険を伴う脱出経路を選択しているとも伝えた。

図們から西に50km離れたヤンジ村のジョヤン教会に所属する伝道師の一人は、「ギルス君一家の亡命事件で、中国を抜け出す通路が公安当局に露出されたため、あらゆる脱出経路が封鎖された」と明らかにした。

タイムズ紙はまた、「中国政府が、不法に雇用した北朝鮮難民を通報する事業主には、報奨金を支給する誘因策を使っている」とし、「自分が雇用している北朝鮮難民を、韓国に連れて行ってやると騙して、バスに乗せては公安当局に引き渡す中国の企業主が増えている」と報じた。



mickey@donga.com