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米下院、人クローン胚を禁止

Posted August. 02, 2001 10:15,   

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米下院は先月31日、どんな目的であれ人クローン胚づくりを禁止する法案の賛否を問う票決を行い、賛成265反対162の賛成多数で可決させた。

下院は科学的な研究目的に限って、人クローン胚作製を許可するとした関連修正案も249対178で否決した。

下院を通った法案が上院でも可決して確定すれば、米国では生殖や難病の治療に向けた研究を含め、すべてのヒトクローン胚は不法となる。

法案ではこれを守らない場合、10年以下の懲役や罰金100万ドルを科すなど、処罰条項を設けている。

下院は票決に先立ち、6時間にわたって賛否両論の激しい討論を繰り広げた。法案に賛成する議員は倫理的なレベルで人クローン胚に反対するとの見解を示し、反対側の議員はパーキンソン病や老人性痴呆症など、難病の治療に向けた研究のため、人クローン胚を認めるべきだと主張した。

ブッシュ大統領は声明で、「人クローン胚のモラル的な問題が現在と将来の世代に与える影響は莫大だ」としつつ、「下院で与野党が人クローン胚の禁止を賛成多数で可決させたことは、倫理問題を強く提起したもので、私はこれを支持する」と述べた。



eligius@donga.com