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金総書記の特別列車、運行中に窓ガラスが割れる

金総書記の特別列車、運行中に窓ガラスが割れる

Posted August. 08, 2001 10:30,   

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記が7日午前、1917年にボルシェビキ革命の開始を知らせていた巡洋艦「アブロラ」を見学するなど、二日間のサンクトペテルベルグ訪問を終えて、同日の夕方、モスクワに戻ってきた。金総書記は8日午前、再び特別列車で帰国の途についた。

○…5日の夜、金総書記の特別列車がサンクトペテルベルグに向ってモスクワを出発した直後、特別列車の一番目の車両の窓ガラス一枚が割れていた事実が確認された。

同列車の最前車両はロシア側で連結したものだが、防弾窓ガラスではなく、金総書記を随行しているロシア側の随行員たちが乗っていたと、ロシア民営のNTVが6日、報じた。

ロシア鉄道当局の関係者は同日「窓ガラスが割れているが、誰が故意で石を投げつけたのかは確認されていない」と語った。この窓ガラスは運行中に取り替えられ、6日午前、列車がサンクトペテルベルグに到着した時は割れた部分が見えなかった。

○…金総書記は6日、欧州最大のビール工場であるサンクトペテルベルグのビール工場を訪問した際、当初の予定より長く足を止めるなど、ビール産業に深い関心を見せた。

当初、工場を20分間見学する予定だった金総書記一行は、計画を変更して1時間半も滞在しながら醸造過程と装備、秘訣などに深い関心を示したという。

金総書記は、特に英国の装備を取り入れて北朝鮮にビール工場を建設する計画を明らかにするなど、同ビール工場側に技術諮問などの支援を要請したと工場関係者は伝えた。

○…金総書記は、特別列車の中で「ハヌルソ肉」とロブスターなど、豪華な食事の提供を受けたと、ロシア公営のノボスチ通信が6日、伝えた。

特別列車に乗り、食事の招待を受けたあるロシア官僚は、ロブスターは生きたまま食卓に上がり即席で料理され、金総書記が平素好んで食べると知られている「ハヌルソ肉」は、ロバの肉のことだという。

○…金総書記のロシア訪問は、警護の問題などにでロシア国民の日常生活に多大な不便をもたらしたとベルギーの日刊紙が6日、報じた。

同紙によると、特別列車運行によって今まで主要鉄道路線100本あまりが4〜8時間延発着しており、郊外路線の150本あまりは全てキャンセルされるなど、ロシア国民約25万名が多大な不便を被ったという。

また、金総書記のモスクワ到着当日は、交通統制などで市内が激しい交通渋滞となり、クレムリン当局は金総書記の訪問でもたらされた混乱についてTVを通じてお詫びの放送をしなければならなかったと、同紙は伝えた。



kimkihy@donga.com