Go to contents

仁川空港疑惑めぐり与野党が攻防

Posted August. 08, 2001 10:30,   

한국어

仁川(インチョン)国際空港の遊休地を開発のための民間事業者選定をめぐる疑惑と関連し、野党は、仁川国際空港公社の姜東錫(カン・ドンソク)社長が事業者を改めて選定するための再評価を求めながら問題視した土地使用料の問題は既に評価団の中で話し合われていた、と主張した。

野党ハンナラ党の建設交通委員会の白承弘(ベク・スンホン)、安商守(アン・サンス)議員は、評価団が7月10日に姜社長に提出した「事業計画書の評価報告書」を公開してこのように主張した。

同報告書によると、評価団は、(株)ウォンイクコンソーシアムが土地使用料として競合社のエアーポート72コンソーシアム(1729億ウォン)よりはるかに少ない325億ウォンを提示したが、一旦事業者として選定した後開発条件の詳細を交渉する過程で土地使用料をさらに支払うよう要求できる、との判断からウォンイクを事業者に選定した。

白議員と安議員は「こうした事情をよく知っている姜社長がウォンイクを根本的に排除しようとするのは、他に不純な意図があるとしか言い様がない」と述べた。7日、ハンナラ党の李在五(イ・ジェオ)院内総務は「今回の事件は、権力の中核人物が介入した不正腐敗疑惑事件だ。マスコミ各社への税務調査と関連した国政調査が終わり次第、追加の国政調査の要求を検討する」とし、「大統領府は今回の事件の関連者らを厳重に問責し、その内容を明らかにすべきだ」と促した。

しかし、与党民主党の田溶鶴(チョン・ヨンハック) スポークスマンは「事業者選定の問題については、政界で是非を問う問題ではない」とし「関係当局で、疑惑があれば調査し、捜査すべき部分があれば捜査をして真実を糾明すればいい」との認識を示した。

一方、大統領府は、同事件に介入した疑惑が持たれている民政首席秘書官室の鞠重皓(クック・ジュンホ)行政官が休暇から業務に復帰する8日、本人に対する内部調査を行ったうえで介入した事実が確認されれば厳重処理する方針だ。

大統領府高官は「同行政官に対しては李相虎・前仁川空港開発事業団長に電話をかけた経緯、圧力行為があったかなどを徹底的に調べることになるだろう」と述べた。



宋寅壽 issong@donga.com