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市中金利、急落

Posted August. 11, 2001 10:26,   

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韓国銀行によるコール金利の追加引き下げで、国庫債の利回りが一時年4.97%に下落し、過去最低を記録した。3年もの社債の利回りも過去最低を記録するなど、市中金利が急落している。先週、定期預金金利を引き下げた銀行も再び追加の引き下げに踏み切っている。

ウォン相場も一時、1ドル1270ウォン台に落ち込み、株価も上昇に転じている。債券、為替、株式の価格が同時に上昇する「トリプル高」があらわれている。

10日、債券市場で3年もの国庫債の利回りは、前日より0.12%下落した年5.02%で取引を終えた。寄り付きから買い注文が出され、一時年4.97%に落ちだが、短期急落を警戒する売りが殺到し、4%台の崩壊と過去最低値(2月12日の5.0%)の更新は実現しなかった。

ただ、1年もの国庫債利回りは0.14%下落した4.94%を記録、4%台に乗った。3年もの社債の利回りも前日より0.09%低い6.42%で取引を終えた。これは今年の2月15日に記録した過去最低値(6.44%)を更新したもの。

このような金利下落は、企業の設備投資の減少及び輸出増加率の伸び悩みが予想より深刻で、年内の景気回復は難しいという見通しが大勢となり、韓国銀行が再びコール金利を引き下げる可能性が高いという期待感によるものだといえる。また、銀行の預金金利の引き下げが相次いでいることで、市中資金がマネー・マーケット・ファンド(MMF)や短期公社債型の受益証券などに流れ込み、この資金を運用する機関が短期差益を狙って債券を買い出したのも、金利引き下げの要因として働いた。

この日、外国為替市場でウォンは前日より1ドル当たり4.9ウォン下落した1283.5ウォンで取引された。一時1278.5ウォンまで下落したが、産業銀行の買い介入によって小幅反発した。

総合株価指数は前日より5.67ポイント上げた555.34、コスダック(韓国店頭株式市場)指数は0.29ポイント上げた69.21で取引を終えた。



金斗英 nirvana1@donga.com