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連立与党内部で3党共同候補が急浮上...大統領選挙に波乱含み

連立与党内部で3党共同候補が急浮上...大統領選挙に波乱含み

Posted August. 13, 2001 10:14,   

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民主党と自民連、民国党の連立与党3党内で「大統領選挙候補の一本化」に関する論議が浮上している中、論議の結果次第では民主党内の大統領選挙候補選びが根本から揺らぐ可能性もあるものと見られる。

特に、民国党の金潤煥(キム・ユンファン)代表は共同候補の選出を前提に民主党が独自の大統領候補選びの手続きを踏んではならないと主張しており、政界一部では、金大中(キム・デジュン)大統領と自民連の金鍾泌(JP)名誉総裁及び金潤煥代表の間で「3党共同候補問題」に関する暗黙的合意があったのではないか、との観測まで流れている。

民主党の朴尚奎(パク・サンギュ)事務総長も12日、記者懇談会で「与党3党による合同が実現しない場合でも、3党の協力レベルで(共同候補の選出問題を)協議するのが望ましい」と述べ、自民連の金宗稿(キム・ジョンホ)総裁権限代行と金潤煥代表が提起した共同候補論が「積極的な検討対象」であることを明確にした。

また、与党関係者は「来年初め頃、共同候補の選出問題が具体化し、政界改編の動きと重なる場合、与野党の大統領選構図を新しく組み立て直すしかない」と話し、年末の通常国会の終了後から来年6月の地方選挙までの間に大統領選構図に大きな変化があることを暗示した。

しかし、3党の間には△合党と共同候補選出の前後問題△地方選挙の以前か以後かという合同の時期問題△合同に踏み切らず共同候補を選出する場合、各党が別途の候補選びの手続きを経るのかーーなどをめぐり意見の調整が容易ではない状態で、各党の内部事情も複雑だ。

また、金潤煥代表は「第3の慶尚道候補」を想定したうえで共同候補論を主張している反面、自民連は 「JPでの候補一本化」を前提に共同候補論を前面に押し出している。自民連は特に「来年の大統領選では民主党が私たちを手助けする義務がある」と圧力を加えており、今のところ共同候補を出す可能性は高くないというのが政界の一般的な見方だ。

李仁済(イ・インジェ)最高委員ら民主党内の大統領選候補らも共同候補論に対し、疑心暗鬼しており、一部では反発の動きまで出始めているため、共同候補論をめぐる確執は今後の政局の主要な変数になるものと見られる。



金昌赫 chang@donga.com