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プロ野球の李鍾範効果

Posted August. 14, 2001 09:36,   

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「李鍾範(イ・ジョンボム)インパクト」が当初予想をはるかに上回る効果を出している。

2日のSK戦から起亜(キア)の李鍾範選手がが国内で出場したのは全部で9試合。この中で4試合が売り切れるなど9試合の総入場観衆数は14万1595名に達した。ゲーム当たり平均観衆は1万5732名にも及び、今シーズンプロ野球のゲーム当たり平均入場観衆の5675名の2.7倍にあたる。

ヘッテ時代、李鍾範の「固定ファン」は2000〜3000人だったが、復帰後にはこれをはるかに上回るゲーム当たり1万名以上を動員したことになる。一人のスターがゲーム当たり1万名以上を集めることは、国内スポーツでは考えられないことだ。彼の影響力がどれくらい大きなものなのかを証明する数値だ。

特に李鍾範が遠征でソウルに上がってきた先週末には、3試合を通して8万6533人が蚕室(チャムシル)球場を訪れた。11日と12日には今シーズン初めて、二日連続の満員謝礼となった。

「李鍾範効果」を最大に満喫している起亜も、今年ホーム観衆が昨年より184%も増加。爆発的な勢いの観衆増加で大喜びだ。

李鍾範が9試合に出場している間、球団は総6億939万7600ウォンの収益を上げた。この程度なら「黄金の卵を産むガチョウ」とも言えそうだ。このため、各球団では観衆の集まる起亜とのホーム試合を指を折って待つほどだ。もちろん一時的な現象で終わる可能性もなくはない。しかし、現在李鍾範が9試合連続安打を放っているなど上昇基調にある点と、起亜のポストシーズン進出が有力視されていることを考慮すれば、彼の影響力は当分続くだろう、との見方が支配的だ。



金相洙 ssoo@donga.com