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PGA優勝者が本当のチャンピオン

Posted August. 15, 2001 10:02,   

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「終止符は俺が打つ」。

タイガー・ウッズ(米国)は昨年、4大メジャータイトルのうちマスターズを除く残り3大会で連勝した。当時の関心事は、「誰が優勝するか」でなく「ウッズの勝ち方」であった。

ところが、今年は状況がかなり違う。ウッズがマスターズでグリーンジャケットを着て黒星を挙げ続けるかのように思いきや、全米オープンではグーセン(南アフリカ)が、全英オープンではデュバル(米国)がそれぞれ優勝し、メジャー大会ごとにチャンピオンが替わるという展開になっている。

16日夜(韓国時間)、米ジョージア州アトランタのアスレチッククラブで開幕する今年の男子プロゴルフ最後のメジャー大会である第83回全米プロ(PGA)は、一層面白くなりそうだ。

▲トリプルクラウン

ウッズは3年連続優勝に挑戦する。当初マッチプレーだったこの大会は、1958年ストロークプレーに変わった。マッチプレー時代の1927年W.ヘーゲンが4連覇を達成したが、58年以降2連覇を果たしたのは昨年ウッズが初めてだった。ゴルフダイジェスト紙が予想した優勝確率で、ウッズは5対1と、優勝カップに最も近いと評価されている。しかし先月の全英オープンで25位タイに終わるなど、最近の4大会で相次いで「トップ10」入りに失敗するという苦杯をなめ、王者のプライドが傷ついた。

▲虎(タイガー)狩り

「ウッズ恐怖症」に苦しめられた選手達が、のびのびとプレーし始めた。メジャー2連勝をねらうデュバルは、ホーム同然のアトランタでの強力な優勝候補に挙げられている。昨年負傷により不参加だったデュバルが優勝すれば、94年のニック・プライス以来7年ぶりに全英オープンと全米プロの連続優勝を達成することになる。世界ランキング2位のミケルソン(米国)も昨年アトランタ地域で開かれた2つの大会で優勝した自信を胸にメジャー無冠の悔しさを払いのける構え。シング(フィジー)、エルス(南アフリカ)、ラブ3世(米国)らも虎視耽々とトップを狙う。

▲魔の18番ホール

81年以来20年ぶりに同大会を誘致したアスレチッククラブは、元々パー72コースだったが、パー5の2番ホールと18番ホールをパー4に減らしてパー70になった。全長が7213ヤードと比較的長く、13のホールがドッグレッグホールであるため攻略がかなり難しい。

グリーンスピードやバンカーはそれほど難しくないが、手ごわい「バミューダラフ」につかまれば苦戦を強いらそうだ。4個のパー4ホールが440ヤードを上回ることから、長打者に有利とされる。特に490ヤードの18番ホールは大会思史上最も長いパー4ホールで勝負どころとなる公算が大きい。左側ドッグレッグホールで池まで挟んでいるため、無理に2オンを狙えば命取りとなりかねない。



金鍾錫 kjs0123@donga.com