朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌(ピョンヤン)で開かれた「8・15民族統一大祝典」が16日、祖国統一3大憲章記念塔で閉幕式を行ったが、韓国団表団の一部の参加者が開幕式に続いて閉幕式にも参加したことが明らかになり、波紋を呼んでいる。
政府当局者は、「彼らが戻って来る21日、訪朝報告書など結果を聞いたうえで、国内実定法違反如何について司法当局の判断に任せる予定」と述べ、法的責任を問う方針であることを明確にした。
政府はこれに先立ち、一部の参加者が開幕式の行事に参加したことについて、ソウルの民族共同行事推進本部側に「北朝鮮を訪問する前に、参加しないとした約束を守れ」という立場を伝えた。
推進本部側は、北朝鮮の準備委員会側に書簡を送り「3大憲章記念塔で進行される開・閉幕式の行事に参加しないという意志を明確に示したことがある」とし、「閉幕式では開幕式でのような事が繰り返されないようにして欲しい」と要請した。
韓国側代表団は同日、宿舎の高麗(コリョ)ホテルで祖国統一3大憲章L念塔で開かれる閉幕式に参加するかどうかをめぐって論議を繰り広げたが、意見がまとまらず論議は失敗に終わった。
南北両側は閉幕式行事とは別途に、平壌の青年中央開館で「新しい世紀、青春の統一連帯舞台」公演を共に行った。
両側は同日、共同発表文を通じて「昨年6月15日の南北共同宣言の徹底した履行を後押しするために、民間レベルでの努力をより一層強化する」と確認し合った。
一方、国内一部のマスコミによって粛清説及び失脚説が飛び交っていた、北朝鮮の金容淳(キム・ヨンスン)朝鮮労働党対南担当書記は統一大祝典の開幕式や晩餐など主要行事に姿を現わし、健在ぶりを誇示した。
金影植 spear@donga.com