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検察、「萬景台芳名リスト」を調査へ

Posted August. 20, 2001 09:51,   

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌(ピョンヤン)で開かれた「8.15民族統一大祝典」に参加した韓国側代表団一部が開・閉幕式に出席し、故金日成(キム・イルソン)主席の生家である萬景台(マンギョンデ)の芳名リストに北朝鮮の統一案に同調するような内容の文書を示したことで波紋がひろがっている。

政府は20日午前、大統領府で緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、今回の波紋に対する対策と関連者らへの処理方向について集中協議する。

ソウル地検公安第1部(千成寛部長判事)も、代表団が21日に帰国し次第調査に乗り出す考えを明らかにした。

検察関係者は「マスコミが報道した『萬景台精神を受け継ぎ統一偉業を達成しよう』などの文が国家保安法に違反するものかどうかを検討中であり、芳名リストの作成者および正確な経緯などを把握するため関連者に対する調査が不可避だ」と述べた。

一方、問題になった文を残した代表団のK氏(「6.15南北共同宣言と実現と韓半島和平に向けた統一連帯)所属)は19日、韓国側推進本部の代表団に「萬景台に行ったため萬景台と統一の必要性を関連付けて芳名リストにそうした署名をしたもの」と釈明したうえで、「ソウルに戻ってから詳しく説明できる機会を得たい」と語った。

K氏は、推進本部側が平壌の共同取材団に渡した「萬景台芳名リストの波紋と関連した当事者釈明」のなかでこうした考えを示し、「芳名リストに記録した内容が、これほどの波紋を広げるとは思っていなかった」と付け加えた。

一方、韓国側代表団は18と19日の両日間、2グループに分かれて妙香山(ミョヒャンサン)と白頭山(ベクドゥサン)を観光した。

また、代表団のうちカトリックとプロテスタント教の信者らは19日午前、平壌のジャンチュン聖堂と鳳岫(ボンス)教会で北朝鮮の信徒らと共に各々に宗教儀式を行い、仏教信者らも妙香山の普賢寺(ボヒョンサ)で北朝鮮の仏教信者らと共に共同の法会を持った。



金影植 spear@donga.com