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中国「次世代リーダー」の顔ぶれ、ほぼ揃う

中国「次世代リーダー」の顔ぶれ、ほぼ揃う

Posted August. 21, 2001 10:12,   

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先日行われた政治局常務委員会では、7人の次期政治局常務委員の人選作業も事実上終わった。また、退陣の如何が一時不透明だった全国人民代表大会(全人代)の李鵬常務委員会の引退もこの会議で決定されるなど、来年秋にスタートする新指導部の顔ぶれがほぼ揃った。集団指導体制の中国で政治局常務委員会はあらゆる事を司り、管轄する最高の権力機構である。

来年秋に開かれる党大会で退陣する人は江沢民国家主席、李鵬委員長、朱鎔基首相、尉建行・党規律検査委員会書記であり、温家宝副首相、曾慶紅・共産党組織部長、羅幹国務委員、羅邦國副首相が代わって政治局常務委員会に新たに加わる。

常務委員7人のうち、4人が代わり、党序列が再調整されることで、中国の指導部体制は現在の第3世代から第4世代へと衣替えする。

観測筋は、江主席が国家主席からは退くが、中央軍事委員会主席の座は引き続き維持したまま、過去の頳小平主席のように幕裏から最高実力者として影響力を振るい続けるものと見ている。

次期政治局の常務委員のうち、江沢民主席の系列が圧倒的な多数を占めているのもこのような観測を裏付けしている。江主席が早くから後継者に推してきた胡錦濤副主席、江主席の右腕として知られている曾部長、江主席の後援の下で92年政治局入りを果たした李嵐鋻副首相、上海派の一員である李副首相が江主席の系列である。江主席が数回政治局常務委員に薦めたにも関わらず、党内の反発で政治局進出に失敗してきた曾部長は、来秋、政治局常務院入りと同時に国家の副主席の座に就き、江主席の代理人としての役割を担う見通しである。副主席の座は現在は序列5位であるが、次期からは4位となる。

政治協商会議の次期主席に起用されるものと知られている李嵐鋻副首相は、江主席と同郷の江蘇城出身。李副首相は、江主席が89年頳小平に抜擢され、上海から北京に移した時は江主席の家に泊まったほど親しい関係である。

江主席の助手として知られる呉副首相は、上海派の次世代盟主でありながら、安徽城出身の胡副主席とは同郷の上、鋻華大学の同窓である。呉副首相は担当していた国有企業の改革の成果が振るわなかった上、上海派のけん制で首相競争では温副首相に引けを取っていたものの、次期にも国務院の副首相として強い影響力を行使するとの分析が出ている。

反面、次期全人大の委員長として知られている李瑞環・政治協商会議主席は李鵬委員長系列と分類される羅幹国務委員と共に、江主席系列の強力な権勢勢力である。李主席は党の元老の支持の下、立地を強化してきた。李鵬委員長の積極的な推薦で政治局の常務員に進出した羅幹国務委員は党規律委員会の書記を務めることが分かっている。

改革派として89年天安門事件の鎮圧の際、微温的だったとの批判を受け、失脚の危機に追い込まれたこともある温副首相は、朱首相に優れた実務能力を認められ、次期経済の司令塔を担うものと伝えられた。



李鍾煥 ljhzip@donga.com