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米AIGと現代投信、買収条件を拒否する

米AIGと現代投信、買収条件を拒否する

Posted August. 25, 2001 11:53,   

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現代(ヒョンデ)投信、現代証券など現代金融3社を買収することにした米AIGコンソーシアムが、金融監督委員会が妥結を発表してから1日目に買収条件を拒否したことから波紋が広がっている。

米AIGコンソーシアムは24日発表を通じて「1株当り8940ウォンに優先株の発行を議決した現代証券の決定は受け入れられない」として、「このような条件が迅速に調整されない限り、最後まで取り引きが行われるのはは難しくなると見られる」と公式発表した。

さらに参与連帯は同日、「現代投信の売却交渉が優良会社の現代証券の小口株主らの権益を侵害したため、新株発行禁止仮処分訴訟を起こす」ことを明らかにした。

AIGは23日、政府と現代投資信託証券、現代証券、現代投資信託運用などの3社に1兆1000億ウォンを出資することにする了解事項覚書(MOU)を交わした。AIGは特に現代証券に4000億ウォンを出資するとともに1株当り8940ウォンに議決権のある優先株を第三者割当て方式で引き受け、持ち分29.4%を確保することで合意したものと伝えられていた。

政府と現代証券側はAIG側の主張に対して納得できないという反応を示している。

ジン・ニョム副首相兼財政経済部長官は同日、ある放送プログラムに出演し「現代投信にAIG側が1兆1000億ウォン、韓国政府が9000億ウォンを出資することでMOUを交わした」とし、「この中公的資金は5000億ウォン程度になるだろう」と述べた。

金融監督委員会のユ・ジチャン副委員長は「MOU上に現代証券の新株価格に対する部分はなく、ただ本契約の締結前まで終えるべき先決条件となっている」と述べた。

同氏はさらに「この問題は現代証券とAIG側が話し合うべき事項であるため政府が介入する立場ではないが、第三者割当て方式の場合、国内法律上最大の割り引き幅が基準価格の10%である点を誰よりよく知っているAIG側がこのような主張をするのは、納得できない」と言った。

しかしこれとは別に、政府が今回の交渉にずさんな対応をしたという非難は免れないものと見られる。

市場専門家らは「AIG側の意図が何であれ、交渉において最も重要な価格問題さえ決まっていない状態で、交渉妥結を発表したのは性急だった」と指摘している。

参与連帯は同日「現代投信証券の売却が現代証券の小口株主らの権益を侵害したと規定し、早期に新株発行禁止仮処分訴訟を起こすと明らかにした。



朴重鍱 sanjuck@donga.com