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政府、評価内容公開せず

Posted August. 29, 2001 09:33,   

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政府が合計220兆ウォン規模の57の年金基金の昨年の運用実績を評価した後、具体的内容を公開せず、物議を醸している。

企画予算処は28日、「2000年の基金運用評価結果」を国務会議に報告し、翌日2日国会に提出することを決めたと発表した。

しかし企画予算処は、基金運用評価団(団長・キムジュンス慶熙大国際大学院教授)が評価した57の個々の基金に対して14の評価指標でつけた点数を公開しなかった。

この指標は、各基金の運用状況と事業および管理形態を計量化したもので、実績によって5つのランクに分けられる。

政府は基金制度が導入された1961年から40年経った昨年8月、初めて基金運用実績を発表した。しかし、197兆ウォンの基金運用の実態が放漫に行われており、管理方法も「どんぶり勘定」と非難されたことから、今年からは具体的評価指標に基づいて基金の順位まで発表すると言明していた。

しかし約束とは裏腹に順位を明らかにせず、「改善実績が良好な基金」と「さらなる改善が求められる基金」といった形での発表にとどまり、評価方法が甘すぎると指摘されている。

企画予算処と基金運用評価団によると、57基金は資産運用分野で依然として旧態を脱していない上に、基金事業運用面でも中核事業に注力しておらず、たこあし式に事業を拡張している傾向が顕著であることが明らかになった。

特に、財源調達の側面でも、宝くじを発行して負担金を徴収するやり方で財源を賄った上で、財源規模に合わせて事業規模を決定したと指摘されている。

基金評価団に参加したある委員は、「個々の基金について細部にわたって評価し点数もつけたが、これを公開せず、来月2日国会にのみ資料を提出すると聞いた。昨年、基金運用実績評価を発表した際の社会的波紋が大きかったことから、今回は多少抑え気味に発表したようだ」と話した。

朴寅哲(パク・ヨンチョル)企画予算処予算管理局長は「昨年は、問題点を中心に報告書を作成したが、今年はバランスを取って長短所を同時に分析した」と説明した。



yhchoi65@donga.com