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サウスポーの全盛時代

Posted August. 29, 2001 09:33,   

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まさに「左利き選手の最盛期」だ。

今季韓国プロ野球委員会(KBO)に登録されているプロ野球選手は457人。このうち、左利きの選手は90人、スイッチヒッター5人、右投左打の9人を合わせても104人に過ぎない。

この人数でもプロ野球の初期に比べると大幅に増えた数ではあるが、左利き選手の比率は今だ全体の22.8%に止まっている。

しかし、統計だけで左利き選手を無視するわけにはいかない。今年はさらにそうである。

シーズン終盤戦を迎えている27日現在、打撃のランキングを見ると、見る目を疑うほどである。

スイッチヒッターではあるが左利き選手の打率がはるかに高い「輸入カモメ」ホセ(0.356、ロッテ)とシム・ジェハック(0.353、トゥサン)、エレーラ(0.348、SK)が三つ巴の戦いを見せている中、打率トップ10のうち、9位のブリット(SK)だけを除いて9人が左手打者である。11位のイ・スンヨン(現代)と12位のチャン・ソンホ(ギア)も左利きの打者だ。

これだけではない。ホームラン王は左利き打者の占有物との固定観念も破られて久しい。「ライオン・キング」イ・スンヨップ(サムスン)とホセがホームラン部門のトップ争い(ホームラン31個)を繰り広げており、長打力においては、ホセ、イ・スンヨップ、シム・ジェハック、デイビス(韓化)の左打者4人棒の名前が並んで上がっている。

盗塁ではジョン・スグン(トゥサン)がいることから、打撃8部門全てにおいて左打者がトップ組みとなっている。

投手陣は、左腕投手が相対的に弱いが、高卒2年目のマ・イルヨン(現代)が勝率トップ(0.833)、イ・スンホ(SK)が脱3振2位(135個)を記録して10勝を突破しており、チャ・ミョンジュ(トゥサン)がホールド1位(14)を記録している。

米大リーグでも「左手ブーム」は熱い。20世紀初め、「伝説のホームラン王」だったベーブ・ルースが引退した後、「左打者は巧打者」との等式ができたが、今年のナショナルリーグではバリー・ボンズ(サンフランシスコ)が56ホームラン、ルイス・ゴンザレス(アリゾナ)が48本のホームランを打ち、それぞれ1位と3位をマークしている。大リーグの打撃トップを走っている鈴木一郎(0.347、シアトル)も左打者である。



張桓壽 zangpabo@donga.com