Go to contents

ホセ、「フォアボールはノー」

Posted August. 30, 2001 09:57,   

한국어

「俺の相手もしてくれよ」。

球界最高のピンチヒッターロッテのホセがフォアボールで気が抜けている。ホセは28日現在、ホームラン(31本)、打点(93)、出塁率(0.509)、長打率(0.707)と打撃4部門で1位、打率では0.352で斗山(トゥサン)のシム・ジェハク(0.353)に次いで2位のロッテの看板スター。なかんずく得点圏打率が4割台を超えるほどチャンに強く、他のチームにとっては「恐怖の対象」となっている。

というわけで、投手がホセを敬遠したがるのも無理はない。そのせいでホセは図らずもフォアボールに関する様々な記録を塗り替えることになりそうだ。

101ゲームを消化した時点でホセが与えられたフォアボールは実に105。このペースで行くと、92年キム・ギテ(三星・サムスン)が記録したひとシーズン最多フォアボール(114)の更新は時間の問題だ。ホセは105のフォアボールのうちキャッチャーが立ち上がって球をキャッチする敬遠のフォアボールも24に及び、97年李鐘範(イ・ジョンボム)が記録した30突破も可能な見通し。

28日、大邱(テグ)での三星戦でも三星の投手らは出だしから集中的にホセを敬遠した。1回表1アウト2塁でイム・チャンヨンはフォアボールを選び空いていた1塁にホセを歩かせた。3回ではノーアウト1、2塁の状況でさえフォアボールを与えた。

集中的な敬遠に疲れたホセは打撃感を失い、残りの4打席で三振2本と内野ゴロ1、内野フライ1でノーヒットに終わった。打撃ランキング1位を守ってきたホセは、この日4打数ノーヒットに終わったため打撃1位を斗山のシム・ジェハクに奪われた。

ホセは、「悪い球には手を出さなければいい。今年の打撃がよいのも、ストライクゾーンに入ってきた球をしっかりと攻略したから」と、集中敬遠について表向きは気にしていない様子。しかし、何かと敬遠したがる敵陣投手たちの投球スタイルについて、打席では密かに腹を立てているようだ。



金相洙 ssoo@donga.com