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新世界、粘りの勝利

Posted September. 04, 2001 09:57,   

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「5対10」の戦いだった。

新世界(シンセゲ)は主戦力のチョン・ソンミンが最後の第4クォーターを2分4秒過ぎた時点で右足首をくじいて退場するまで、「ベスト5」メンバーだけでゲームを貫いた。

一方、現代(ヒョンデ)はすでに第1クォーターで8人を投入するなど選手を総動員して計10人がコートに入った。

結果は、5人が戦った新世界の勝利だった。主戦力のチョン・ソンミンが退場した後、危機意識を感じた新世界選手達の「燃える闘志」がその原動力だった。

3日、ソウル将忠(チャンチュン)体育館で開かれた、2001女子プロバスケットボール夏リーグチャンピオン決定戦第1戦。

正規リーグ1位の新世界クールキャットが、闘魂もあらわに立ち向かった現代ハイペリオンの粘り強い追い上げを振り切って70対65で勝利を収めた。これで新世界は5戦3先勝式のチャンピオン決定戦で有利な位置を占める形となった。

この日の試合のムードを最後まで掌握していたのは現代の方だった。現代特有のオールコートプレスで出だしから新世界選手たちの動きをしっかりと抑えた現代は、安定した守備に基づいて外郭を攻略、新世界と対等なゲームを繰り広げた。前半を31対34で終え、勝負を平行線に持っていった現代は、第3クォーターに入り、クォン・ウンジョンとセンフォードが7点ずつ決める猛活躍。50対47で逆転に成功した。続いて第4クォーターで8分余りを残して52対51でリードした中、新世界のチョン・ソンミンが右足首の負傷でコートを去るという幸運まで重なり第1戦の勝利1歩手前まで来たかに見えた。

ところが、新世界にとってチャンスは危機の後に訪れた。新世界はチョン・ソンミンの退場後、イ・オンジュがすぐさまツーポイントをきめ、その後クォン・ウンジョンのファウルで得たフリースローまで成功させ2点をリードし、続いてイ・オンジュがこの日チームで最初で唯一のスリーポイントシュートを成功させ一気に点数を6点差に広げた。新世界の踏ん張りに、現代の選手らはうろたえ始め、クォン・ウンジョンとチョン・ユンスク、キム・ヨンオクのシュートが相次いで外れる間に新世界は確実に得点を重ね勝負の終止符を打った。

この日、新世界のチョン・ソンミンは32分間でチーム最多の19点を得点し、アンダが15点、15リバウンドと攻撃を支えた。



金尙浩 hyangsan@donga.com