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ボーンズ60号

Posted September. 08, 2001 10:13,   

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「ナンバー60」。

米大リーグでの1シーズン・ホームラン最多記録に向け邁進しているバリー・ボンズ(37・サンフランシスコ・ジャイアンツ)が、大リーグ史上最短試合数で60号本塁打を放った。

ボーンズは7日、地元サンフランシスコのパシフィックベルパークで開かれたアリゾナ・ダイアモンドバックス戦2回裏に右側フェンスを越えるソロ本塁打を放ち、大リーグ歴代5番目の1シーズン60号ホームランに到達した選手となった。

これまで大リーグで1シーズン60本塁打以上を放ったのは、元ニューヨーク・ヤンキースのベーブ・ルース(60本・1927年)とロジャー・マリス(61本・1961年)、セントルイス・カージナルスのマーク・マグワイヤ(70本・1998年、65本・1999年)、シカゴ・カブスのサミー・ソーサ(66本・1998年、63本・1999年)の4人。

ボーンズは、チームが141試合目を消化した時点で60号本塁打を打ち、98年141試合目に59号本塁打を記録したマグワイヤーのペースを追い抜いた。また、6.9打数当たり1本のホームランを打った計算で、98年に7.3打数当たり1ホームランを打ったマグワイヤより「純度」の面で勝っている。ボンズは、今後21試合で11本のホームランを打てば、マグワイヤの70号本塁打の記録を越え、大リーグ史に新しい神話を生み出すことになる。

サンフランシスコの日程は、ロサンゼルス・ドジャースとヒューストン・アストロス、サンディエゴ・パドレスとそれぞれ6試合を残している他、コロラド・ロッキースとは3試合を行う。

変数は首位と1.5ゲーム差でナショナルリーグ西部地区2位のサンフランシスコが熾烈にポストシーズン進出争いをしているチームだという点。しかも半ゲーム差で追っている西部地区3位のロサンゼルス・ドジャースと6試合も行うことになる。ドジャースがボンズを徹底して敬遠するのは火を見るより明らか。

しかしボンズが最近4試合でホームラン3本を打つなど、打撃ペースが好調なことから、最後のひと踏ん張りに期待できそうだ。



金相洙 ssoo@donga.com