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与党内部で大統領参謀の責任論提起

Posted September. 11, 2001 09:56,   

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10日開かれた与党民主党の党務会議で、韓光玉(ハン・グァンオク)代表指名者に対する批准案が議決され、政府与党を再編する過程で発生した党と大統領府、そして党内派閥同士の内紛と対立が、ひとまず小康局面にさしかかった。

しかし金槿泰(キム・グンテ)最高委員が、引続き「東橋洞系(ドンギョドン、金大統領の家臣グループ)の解体論」を主張しており、この日の党務会議で東橋洞系の大統領秘書陣を狙ったと見られる「大統領参謀の責任論」まで持ち上がり、内部の確執が再燃する可能性が大きくなった。

金最高委員はこの日、記者団と会って東橋洞系の人物を挙げながら「(金大中政府の誕生が)内輪だけの祝い事として受け止められている」とし、「彼らの独占と専横が是正されなければ、国民の冷笑と敗北主義が深刻化して民心の離反も加速化するだろう」と述べた。

この日の党務会議でも、金最高委員をはじめ一部の党務委員が、韓代表の指名に反発して批准案を採決に票決に付託するよう主張し、会議が一時難航した。

李海チャン(イ・ヘチャン)前政策委員会議長は「(現在の政府与党の危機に対し)党と大統領府がそれぞれ責任を取るべき部分があるが、大統領府の責任は正しく問われていない」として、大統領補佐役らの再編について建議することを主張した。

李議長はまた「大統領秘書室長は『ビッグ3』の一軸として、独自のパワーを見せなければならないのに、誰かに操られているかのような印象を与えてはならない」と語った。

金景梓(キム・キョンジェ)議員も「李漢東(イ・ハンドン)首相、韓代表、そして大統領府の朴智元(パク・ジウォン)政策企画首席秘書官が『ビッグ3』に見られているとの指摘が多い」とし、「大統領に誤った情報を提供する補佐陣は入れ替えるべきだ」と主張した。

しかし東橋洞系の李訓平(イ・フンピョン)議員は「東橋洞系とは、政治活動をする中で歴史性を共有してきた人々に対してマスコミが付けた名前に過ぎない」としたうえで、「(我々は)むしろ言うべきことも言えず、行動も控えめにしているのに何をどうせよというのか」とやり返した。

李議員は、金最高議員の主張に対しても「結局は党総裁から人事権を奪おうという話」だと非難した。

一方、韓代表はこの日「改革と和合の原則に則って党を導いて行きたい」との考えを明らかにした。韓代表は11日、最高委員会議を召集して後続の党幹部人選について話し合うものと見られる。



金昌赫 chang@donga.com