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朴賛浩、4回途中で降板・・・金炳賢は16セーブ

朴賛浩、4回途中で降板・・・金炳賢は16セーブ

Posted September. 11, 2001 09:57,   

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朴賛浩(パク・チャンホ、28、LAドジャース)にとって、10日のセントルイス戦は色々な意味で集中できない登板だった。

朴の集中力を乱した一番の原因は、試合開始早々から降り始めた雨。この日、ブッシュスタジアムの上空は、試合前から雨雲が覆っていたが、1回裏の攻撃が終わった直後からは大粒の雨が降り始めて、試合が一時中断となった。

1回から23個の投球数を示した朴は、2時間4分後に試合が再開した時「続投したい」と言って闘士を燃やしたが、2時間以上の休憩で既に肩は冷えきってしまっていた。一方、セントルイスのラルーサ監督は、1回の投球数が14個のモリス投手を降板し、繋ぎのハックマンを投入した。

この試合で、朴が完全に崩れたのは1対2でリードされていた4回裏。2死後、1番ビニャのセーフティーバントは1塁手カルロスが簡単に処理できるはずだった。カルロスは自分の前に転がってきたボールを掴んで、直接ベースを踏める余裕があったが、敢えてビニャをタッチアウトさせようとして、これがセーフとなった。このミスで若干動揺しはじめた朴は、その後、連続2安打を浴び、さらに死球の後、エドマンズにバックスクリーンへの大きな満塁ホームランを打たれ、一気に崩れた。

朴は試合終了後、「4回表、打席に立ったときに審判の判定に不満を示し、バットを放り投げたが、これがその裏、1塁でのセーフ判定に響いたと思えて、不満が募った」と洩らしていた。

いろんな意味で持ち前の集中力を発揮できなかった朴は、4回表2アウトまでを投げて7脱三振を取ったものの、ホームラン2本、8安打の集中打を浴びて7失点と、今季10敗目(13勝)を喫した。平均自責点は3.23点までに高まり、シーズン200脱三振を達成したものの、結局がチームが1対8で大敗し、色褪せた記録となった。

ドジャースは、ワイルドカードを狙える順位で3位に後退し、ナショナルリーグ・ウエストカンファレンス2位のサンフランシスコに1.5ゲーム差と広げられた。

一方、前日もセーブ一つを追加したアリゾナ・ダイアモンドバックスの金炳賢(キム・ビョンヒョン、22)は、この日のパドレース戦で、8回2アウトからマウンドに上がり、4人の打者をぴしゃりと押さえる完璧な投球を見せた。これで金は、5勝5敗16セーブ、平均自責点2.91点となった。



金相洙 ssoo@donga.com