Go to contents

息子の無事確認、「生きていてくれてありがとう」

息子の無事確認、「生きていてくれてありがとう」

Posted September. 14, 2001 10:13,   

한국어

米国でのテロ事件で連絡がとれず、ニューヨーク駐在韓国領事館に失踪届けが出されていた在米韓国人の多くが、13日現在無事であることが確認された。

崩壊したニューヨークの世界貿易センター(WTC)にオフィスを構えた金融会社に勤めていた妹の李廷ミン(イ・ジョンミン、25)さんと連絡がとれず、安否を気遣っていた兄の李秦栄(イ・テヨン、41、釜山市ヨンジェ区)氏は12日夜、ニューヨークの叔母から妹が事件の前日会社の研修でニュージャージに向かっていたため無事だったという話を聞き、胸をなで下ろした。

李氏は「妹の安否を確認するため、妹の携帯電話に何百回も電話をかけたが、つながらなかった」と述べ「今回の事件で妹が死んだのではないかと、胸が張り裂ける思いだった」と、その間の心境を語った。

世界貿易センターのすぐ隣りの建物に入居していたイギリスの金融会社に一人息子の姜逸(カンイル、29)氏が勤めていた姜正進(カン・ジョンジン、64、釜山市ヨンジェ区)氏も、事件発生から38時間ぶりの13日午前11時半ころ「無事」を伝える息子の電話を受け、安堵の涙を流した。

姜氏は「出入りが統制されたため、4時間の間建物に閉じ込められた後救助され、そのまま避難所に移ったので連絡が遅れたとする息子の話に『ありがとう』の一言しか言えなかった」とし「連絡が取れない間というものは、考えるのもいやな瞬間だった」と語った。

このほか、世界貿易センターの副総裁を務めるデービッド・リ(43、韓国名イ・ヒドン)氏や、同ビル或いは最寄のオフィスにいたと思われるパク・チャンヨン(25、留学生)、キムテヒョン(50、自営業)、イム・ハンナ(23、女、語学研修生)さんなど、当初ニューヨーク駐在総領事館から安否未確認者とされていた37人の在米韓国人のうち、相当数の無事が確認された。



崔虎元 bestiger@donga.com