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アフガンのタリバーン政権、国民に聖戦を促す

アフガンのタリバーン政権、国民に聖戦を促す

Posted September. 17, 2001 09:48,   

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アフガニスタンを実効支配しているタリバーン政権は、米国の攻撃に立ち向かって「ジハード(聖戦)」を行うことを国民に促す一方、パキスタンなどの周辺諸国に対しては、米国の報復攻撃を支援する場合、大規模な攻撃を行うと警告した。

しかし、アフガニスタンの首都カブールでは大勢の住民が避難するなど、動揺が広がっていると、AP通信が16日現地発で伝えた。

タリバーン政権最高指導者のムハマド・オマル師は15日夜、ラジオ放送を通じて、宗教と自尊心を守るための聖戦の準備を国民に促した。

タリバーンは国民に米国との戦争のためアフガニスタンを守ることを求め、全ての外国人には出国命令を出した。

タリバーンはさらにパキスタンが米国の報復攻撃を支援する場合、パキスタンに対する大々的な攻撃に乗り出すと警告したとAFP通信などの外信が伝えた。

パキスタンは米国の報復戦争に対し全面支持する立場を表明したが、実際にはタリバーン政権と敵対関係になることは避けたい状況で、軍事行動を支援するための具体的な約束には踏み切れず二の足を踏んでいると、ニューヨークタイムズ紙がこの日報じた。

また、パキスタンは同日、自国の銀行に開設されているアフガニスタンの前・現職閣僚や軍の司令官ら、政治リーダー300人余りの口座を凍結したと、消息筋が伝えた。

15日からおよそ5000人のアフガニスタン避難民がパキスタンの国境都市のトルコハムに到着しており、国境を超えるのに躍起になっているが、タリバーンの武装戦士らはこん棒を振り回しながら彼らを遮っている。アフガニスタンと国境を面しているイランとパキスタンはこの日国境を封鎖した。



洪權憙 konihong@donga.com