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「守備を補強してこそ組織力が生きる」

Posted September. 18, 2001 10:00,   

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▲守備〓チョ・ユンファン前富川(プチョン)SK監督は「有能なプレーヤーがいなかった」と話した。韓国が来年のワールドカップでヨーロッパ勢などの強豪と対等に競い合うには、ディフェンスに重点を置かなければならないのだが、今の段階では選手構成からして問題があるという指摘だ。

シン・ムンソンSBS解説委員は、選手起用の問題点を挙げた。シン委員によると、1回戦にセンターディフェンダーではないキム・サンシクを投入して失敗したが、2回戦では崔眞迵(チェ・ジンチョル)を投入してディフェンスが安定したという。シン委員は、中央守備専門の選手に任せるべきだと結論付けた。この点から、サイドバックやMFからセンターディフェンスへ下がり、比較的安定したプレーを見せた宋鍾国(ソン・ジョングク)について「もう少し様子を見てみたい」とコメントを控えた。

チョ前監督もシン委員も一様に、ディフェンスラインにスピードとパワーのある若い選手の補強が切実に求められると口を揃えた。

▲中盤〓ホ・ジョンムKBS解説委員とチョ・ユンファン前監督は、MF陣の構成上の問題点を指摘した。ディフェンスが弱いことから、攻撃型MFよりは守備型MFを投入するようになったことで、全体的なラインアップに不均衡が生じたという指摘。1回戦にセンターMFとして出場した宋鍾国をはじめ、崔成勇(チェ・ソンヨン)、キム・ナムイルらは、いずれも攻撃型ではなく守備型。そのため2回戦ではディフェンスが比較的安定した姿を見せたが、攻撃面ではゲーム運びやテンポの調節、そしてパス能力が落ちたという分析だ。これにより、スピードのある李天秀(イ・チョンス)と崔兌旭(チェ・テウク)の両ウィングからの突破力に依存した単純な攻撃プレーにならざるを得なかった。

韓国が2回戦で勝つことができたのは、守備型MFを投入してディフェンスを安定させたのが大きな力となったが、強豪相手により活発なプレーで勝てるゲームをするためには、攻撃型MFの補強が急がれると指摘した。

▲攻撃〓ホ・ジョンム委員は、攻撃ルートが単純すぎたと分析した。中盤でのプレーがうまくいかなかったため、サイド突破に続くセンタリングに過度に依存していた。

シン・ムンソン委員も、MFから短くつなげるパスプレーに欠け、感覚的スルーパスなどゲームを全体的にリードするプレーメーカーの不在が大きかったと話した。ゴール決定力をつけるのもこれからの課題だ。李東国と崔龍洙(チェ・ヨンス)が比較的成長した姿を見せたものの、未だ決定的チャンスをゴールにつなげられないプレーが多すぎたという指摘だ。ホ委員とシン委員は、2回戦で左右から多くのセンタリングが上げられたにもかかわらずタイミングをつかめずうまくヘディングシュートへとつなげられなかった点も今後の課題として指摘した。



梁鍾久 yjongk@donga.com