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与野党、対北食糧支援で意見接近

Posted September. 21, 2001 09:35,   

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野党ハンナラ党が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)へのコメ支援を政府に提案し、与党もこれを歓迎する立場を表明していることから、北朝鮮へのコメ支援をめぐる論議が本格化する見通しだ。

ハンナラ党の金満堤(キム・マンジェ)政策委議長は20日、北朝鮮の食糧難を解決するため、在庫分の中から200万俵を長期借款の形で北朝鮮に支援することを政府に提案した。

金議長は記者懇談会で「稲作の豊作が続いている上、米の消費萎縮により適正在庫(550万俵〜600万俵)を300万〜400万俵超過していることから、このうちのおよそ半分に当たる200万俵を人道的次元で北朝鮮に支援することを促したい」と述べた。

金議長はまた、「コメ200万俵は国内の相場にして6000億ウォン、国際相場では2500億ウォンもの金額にのぼるが、これを北朝鮮に支援することで、保管および加工費500億ウォンの節約効果もある」としながら、「コメの支援が行われれば、韓半島の和平と韓国の農家の所得を補填する上でも大いに寄与することが期待される」と述べた。

また金議長は「李会昌(イ・フェチャン)総裁が19日、洪淳瑛(ホン・スンヨン)統一部長官から、北朝鮮が第5回南北閣僚級会談でコメ700万俵の支援を非公式に要請したとの報告を受け、北朝鮮にコメを支援することについて肯定的な見解を表明した」とし、「個人的にも北朝鮮と5年程度を目安にして契約を結び、毎年コメを支援する代りに離散家族の面会などを制度化する案を検討しても良い時期だと思う」と述べた。

これに対し、民主党の姜雲太(カン・ウンテ)第2政調委員長は「北朝鮮へのコメ支援問題は、支援形態として無償援助・借款・物々交換など、3通りの方法が考えられる」とした上で、「具体的な方法と規模に対しては北側と協議できるように、既に党から政府に対して促している。10月の南北閣僚級会談で踏み込んだ協議が行われることを期待する」と述べた。



文哲 fullmoon@donga.com