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韓国銀行、「今年の成長率は2%台」

Posted September. 21, 2001 09:36,   

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企業が感じる体感景気は予想より遥かに冷え込み、今後の景気見通しも悲観的であるという調査結果が出た。これを受けて韓国銀行と三星(サムスン)経済研究所などは、今年の第4・4半期から景気が回復するとの見通しを修正して回復の時点を来年以降に延ばし、今年の国内総生産(GDP)成長率も3〜4%から2%台へと大幅低めた見通しを立てている。

20日、韓国銀行は売上高20億ウォン以上の2945社を対象に「業況判断指数(BSI)」を調査した結果、第3四半期の製造業の業況BSIは76と、前四半期(86)を大きく下回っていると発表した。 BSIが100を下回れば景気が好転したとみる企業より悪くなったみる企業が多いという意味だ。

また、第4・4半期のBSI見通しも89と低く、景気は一層悪化するという予想が多かった。韓銀関係者は「すべての部門で前四半期に比べて不振しており、このような動きは次の第4・4半期にも続くとの見通しが強い」とし、「しかも米国の同時多発テロ以前の調査であるため、今はさらに悪くなった可能性が大きい」と説明した。

米国の同時多発テロの影響で対米輸出が減ったうえ、消費マインドさえ萎縮しており、景気がさらに低迷するという見通しが有力視されている。これによって経済成長率の見通しを下方修正する研究機関が増えている。

三星経済研究所のホン・スンヨン首席研究員は「今年の第3・4半期のGDP成長率を1.5%から0%に下方修正し、米国の報復攻撃が長期化する場合、マイナス成長も排除できない」とし、「年間成長率は3%前半から2%前半へと低くなる見込みだ」と述べた。

金融研究院のジョン・ハンヨン研究委員は「韓銀がコール金利を0.5%も引き下げたにも関わらず消費と投資の低迷が続いているほか、輸出が激減しているため成長の伸び悩みは必至」と指摘している。

韓国開発研究院(KDI)のキム・ジュンイルマクロ経済チーム長も「今回のテロの影響で成長率が1%以上低下すると見られる」とし、「8月中の産業生産動向とテロの影響などを考慮して10月半ば頃に経済見通しを修正する計画だ」と話している。



mungchii@donga.com