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「怪物」クレメンス

Posted September. 21, 2001 09:36,   

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ロジャー・クレメンス(39、ニューヨーク・ヤンキース)は、野球選手として享受できるありとあらゆる栄光を手に入れた投手だ。トレードマークの奪三振王と5回にわたるサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の受賞、そして優勝に目がくらんだという非難を甘受しながらトレードを自ら望んだ末に得たチャンピオンの指輪で・・・。

そんなクレメンスが今年、不惑の40歳を控えて大リーグの歴史を塗り替えている。

20日、対シカゴ・ホワイトソックス戦に先発で登板したクレメンスは、7回1死まで5安打3失点(自責点2)で抑え、6−3でチームの勝利を導いた。これで16連勝を走ったクレメンスは、今季アメリカンリーグでは初めて、そして1959年のアーリー・ウィン(当時40歳)以来42年ぶりに最高齢20勝の大記録を達成した選手となった。

しかも、今年クレメンスが記録中の20勝1敗は、大リーグで20勝以上を収めた投手のうち歴代最高の勝率(0.952)。

ヤンキースは6度目のサイ・ヤング賞受賞が有力視されるクレメンスの力投で4年連続ディビジョン優勝マジックナンバーを「‐5」に減らした。

一方、セントルイス・カージナルスの新人打者アルバート・プホルスはこの日、ミルウォーキー・ブルワーズとのゲームで3打点を追加し今季120打点で1930年のウォーリー・バーガーが打ち立てた新人最多打点記録(119)を71年ぶりに更新した。



張桓壽 zangpabo@donga.com