Go to contents

アーチェリーと言えばやっぱり韓国

Posted September. 22, 2001 09:24,   

한국어

中国の北京の空に韓国の国歌が2度も響き渡った。

韓国アーチェリーが第41回世界アーチェリー選手権大会個人戦男女決勝で2つの金メダルを手にし、世界最強の実力を立証した。

韓国は21日、北京アーチェリーセンターで開かれた女子の部決勝でパク・ソンヒョン(18・全羅北道庁)が代表の先輩キム・ギョンウク(現代モービス)を破り金メダルを手にしたのに続き、男子決勝でもヨン・ジョンギ(25・斗山重工業)がフランスのリオネル・トーレスに1点差の劇的な勝利を収め金メダルを首にかけた。

これで韓国は、世界選手権で女子個人戦は97年から3連覇、男子個人戦は93年から5連覇を記録。女子決勝戦は、昨年シドニー五輪準決勝で「恐れを知らない新鋭」ユン・ミジンが「神弓」キム・スニョンを破った試合の「リバイバル」に。この日の決勝でも、覇気が貫禄を抑えた。

最終射線に並んで立った代表チームの最年少パク・ソンヒョンと96年のアトランタ五輪2冠王のベテランキム・ギョンウク。韓国選手同士の「身内の戦い」は、93年のトルコアンタリア大会以来8年ぶりだった。

第3エンド(1エンド3射)まで9射を撃った結果、83対83と同点。4エンドの1射目でパク・ソンヒョンは9点をマークしキム・ギョンウクは10点を撃った。残りの2射は揃って9点ずつマークし、電光板のスコアでは111対110とキム・ギョンウクの勝利。しかし、最後の3射を撃った後審判が的の最終点数を確認した結果、パク・ソンヒョンが撃った4エンドの1射目が9点でなく10点であることが確認され、点数が111対111の同点に訂正された。1射ずつ撃ち勝負を決める延長戦のシュートオフで、2度同点の末3本目の矢でキム・ギョンウクが7点をマークしたのに対しパク・ソンヒョンは10点に的中させ金メダルを確定した。

トップ選手らによるいわゆる「抗議騒ぎ」で代表2軍が出場したことからあまり期待されなかった男子アーチェリーでは、ヨン・ジョンギの奮闘が目を引いた。ヨン・ジョンギは、準々決勝で世界ランキング1位のロシアのシュレムピロフを破り大波瀾を起こした。準決勝では、93年世界選手権チャンピオンのパク・キョンモを115対113で抑え決勝に進出した。

決勝の相手は前世界チャンピオンのトーレス。3エンドまで3点差でリードしていたヨン・ジョンギは、最後の4エンドで3射を10点に的中させたトーレスの猛烈な追い上げにも動揺せず、落ち着いて9−10−9点をマークし1点差で優勝の感激を味わった。一方パク・キョンモは、3位決定戦でイタリアのディ・ブオを110対109で抑え銅メダルを手にした。韓国は22日開かれる男女団体戦で金メダルの追加を狙う。



金相洙 ssoo@donga.com