果たして「5対1」の確率ゲームで、誰が最後の勝者となるのか。
終盤を迎えている2001プロ野球のペナントレースで、ポストシーズンに進出できる4位獲得を巡り予断を許さない状況が続いている。20年にわたるプロ野球史上、10試合も残っていない時点で最下位が決まらないのは初めてのこと。残りの試合の結果次第では最下位のLGが4位に躍り出ることも、4位のロッテが最下位に墜落することも可能だ。日増しに興味を集めている4位争いの現状をまとめた。
▲与えられた餅は無条件食べろ〓先週末ポストシーズン進出が確定した三星(サムスン)、現代(ヒョンデ)、斗山(トゥサン)は並んで下位チームに足を引っ張られた。いや、自ら足を引っ張っらせたという表現が正しい。勝敗が大きな意味を持たないこれらのチームはすでにポストシーズン体制に入ったため、2軍級の選手たちを起用するなど、試合の運営に手抜きがあったからだ。日程上ではハンファとLGが上位3チームと3試合ずつを残しているなど、もっとも多くの試合を残している。
▲誰が有利か〓4位のロッテに一里の差を付けられている5位のハンファがもっとも有利だ。まだ8試合を残しているからだ。4位のロッテが4連勝を挙げるとしてもハンファは6勝2敗を挙げれば、自力で準フレーオフに進出できる。この場合、両チームは62勝67敗4引き分けで、同率となる。勝率が同じ場合は、チーム間の戦績で10勝8敗1引き分けで優位に立つハンファが進出することになる。7、8位のSK、LGも全勝すれば、ほかのチームの試合結果によって希望はある。
▲秋夕(チュソク、韓国のお盆)が天王山=あらゆる可能性にもかかわらず、4位は秋夕連休に決まるというのが、大方の専門家たちの分析。秋夕の翌日の2日と3日に行われるシーズン最終戦では社稷球場でのロッテ対LG戦、光州での起亜対ハンファ戦の2連戦が行われる。選手たちは今回の秋夕を無条件「返上」しなければならない状況に追い込まれている。
▲同率の場合には〓4位をした2チームの勝率が同じ場合①チーム間の戦績②多得点の順である。3チームが同率なら、多得点の順で決める。チーム間の戦績でロッテ、ハンファ、起亜は「食物連鎖」のように相互に重なり合っている。ロッテは起亜、ハンファはロッテ、起亜は韓化に優勢となっている。3チームが同率になれば、多得点の面においては706得点のロッテが起亜(654得点)、ハンファ(614得点)より有利な状況にある。
金相洙 ssoo@donga.com