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日本の「マスコミプレー」に大統領府が困惑

日本の「マスコミプレー」に大統領府が困惑

Posted September. 26, 2001 09:42,   

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日本の小泉純一郎首相が先月の28日に、金大中(キム・デジュン)大統領に親書を送ったが、日本側の要請を受けて大統領府と政府が、これを秘密にしていた事実が25日になってから明らかになり、論議をかもし出している。

小泉首相の親書には△9月の国連児童特別総会で金大統領と会談したい考えだったが、自分が他の用事で参加できなくなった事に対する遺憾△靖国神社参拝と歴史教科書問題に対する釈明△早期に首脳会談を開き諸問題を協議したいとした提案、などが盛り込まれていたものと見られている。親書の非公開指示は大統領府が下したものと明らかになった。

政府当局者は「日本側が親書を渡しながら、秘密にしてくれるよう要請したため、これを受け入れた」とし、「日本国内の政治の情況上、公開するのが難しい側面があったようだ」と語った。小泉首相の親書伝達は、日本内の右翼勢力などに批判の口実を提供することになりかねないということから、韓国政府として、これを配慮したものだという。

しかし、政府の一部では「相手国には秘密保持を求めては、自国のマスコミには流す日本の典型的な外交的策略に巻き込まれた感が無くはない」との指摘が出ている。

ある関係者は「当時は日本の歴史教科書わい曲と小泉首相の靖国神社参拝問題で反日感情が激しい時だった」とし、「韓国の国民感情は気にかけず、日本政府の立場だけを配慮したわけだが、結果的に韓国政府だけが日本政府とマスコミにもてあそばれる格好になってしまった」と批判した。

政府は、親書伝達の事実が一部日本のマスコミなどに報道された経緯を調査しているが、日本側が公開したものと確認されれば、外交ルートを通じて強力に抗議する方針だ。



夫亨權 bookum90@donga.com