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8月の経常収支、16ヵ月ぶりに赤字

Posted September. 28, 2001 09:38,   

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輸出不振と海外旅行者の増加などによって、8月中の経常収支が16ヵ月ぶりに赤字となった。27日、中央銀行の韓国銀行(韓銀)は8月中の経常収支が1億1000万ドルの赤字になったと発表した。

経常収支が赤字になったのは2000年4月(5億6000万ドル)以降16ヵ月ぶりのこと。

輸出は、前年同期比20.1%減となり、貿易収支の黒字が7億2000万ドルになるなど、前の月の7月(8億5000万ドル)に比べて1億3000万ドル減となった。乗用車(13.6%)、船舶(1.7%)など一部品目を除いて、半導体(−59.7%)、情報通信機(−24.2%)、鉄鋼(−14.9%)など主な輸出戦略品目が全て急減している。

9月1日〜25日の輸出は事実上20%以上減少していると分析され、7月から3ヵ月連続で20%以上の急減傾向が続いている。

韓銀と韓国開発院(KDI)は、米国の同時多発テロ事件の影響で、第4・4半期にも輸出不振が続き、今年の経常収支の黒字は当初見込んでいた130億ドルを大きく下回り、100億ドルにも及ばないとの見通しを示した。

一方、政府はこの日、財政経済部金振杓(キム・ジンピョ)次官が参加した中、関係省庁の次官級会議を開き、経常収支の改善に向けて輸出市場と品目の多角化、海外市場のプラントと建設受注への拡大努力など既存の輸出促進対策を日程通り進めることを決めた。

これと共に文化および観光施設の拡充、教育市場の環境改善など関連サービス産業を育てていくことで意見をまとめた。

また、留学需要の多いファッションとデザイン分野など職業系学校と芸術系学校、語学研修院などに対する市場開放も検討することにした。



hcs@donga.com