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斗山マウンドは「晴れ」

Posted September. 29, 2001 09:42,   

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今シーズン3位で準フレーオフへの進出が確定したプロ野球斗山(トゥサン)ベアーズの投手陣の成績には不思議な点が多い。

規定イニングを満たした投手はわずか1人、中継ぎのイ・ヘチョンが唯一だ。しかも先発投手を含め、全投手陣を合わせても10勝を挙げた投手は1人もいない。イ・ヘチョンと抑えのチン・ピルジュンが9勝を記録しただけだ。8球団のうち、10勝以上の投手を1人も持たないチームは斗山と韓化(ハンファ)。

にも関わらず、斗山はチーム打率3位(0.276)、チーム打点(673点)に支えられて三星(サムスン)、現代(ヒョンデ)に次ぎ早くから3位の座を固めた。このため専門家は、投手力の弱い斗山が韓国シリーズまで推し進むのは厳しいとの見方を示している。

このような状況で最近1軍マウンドに次々と返り咲いた「三銃士」は斗山のファンにとって千軍万馬を得たかのように頼もしい存在だ。パク・ミョンファン(24才)、グ・ジャウン(21才)、イ・ギョンピル(27才)の三銃士は若い上、早い球を投げる投手らで、斗山側から見ると未来の大黒柱だ。しかし、今シーズンでは負傷が彼らの足を引っ張った。

150kmに近い剛速球を投げるパク・ミョンファンはシーズン初盤先発として活躍していたが、昨年負傷した肩の故障が長引き、2軍に滑り落ちた。先発のグ・ジャウンも今シーズン初盤、肩の負傷で成績が伸びず、去年2月ひじの靭帯移植手術を受けたイ・ギョンピルは1年間のリハビリ訓練の末、2軍でコンディションを整えた。

9月初め1軍に合流した彼らは27日、蚕室(ジャムシル)で行われた対現代戦で並んで登坂し、可能性を認められた。特に先発で登坂してグ・ジャウンは5イニングの間、6被安打3失点を記録してコーチングスタッフを大満足させた。チェ・イルオン投手コーチは「100%のコンディションではないが、ポストシーズンで十分先発として起用できる」と述べた。

グ・ジャウンは8日、復帰した以降最も多い88個の投球を終えた後もこれといった肩の痛みを感じず、一応「負傷後遺症」を乗り越えた様子。

今シーズン4試合に登坂しているイ・ギョンピルは負傷したひざに対する負担のため、たくさんの投球イニングを消化できない上、投球スピードも140kmを越えないことからまだチーム戦力としては不十分だ。

しかし、イ・ギョンピルは年齢に比べて努力派の選手で、1,2イニングほどの中継ぎは十分こなせる。

昨年も肩を負傷していたが、秋に復帰してから韓国シリーズで見事な活動ぶりを見せたパク・ミョンファンの調子がシーズン終盤を迎え、だんだん良くなっているのがせめてもの救いだ。

ポストシーズンにおいて投手力の貧困さを実感している斗山の成績は、この三銃士の役割によって左右される見通しだ。



金相洙 ssoo@donga.com