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「韓国戦争は統一の試み」とした金大統領の演説内容が論争の的

「韓国戦争は統一の試み」とした金大統領の演説内容が論争の的

Posted September. 30, 2001 09:42,   

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野党ハンナラ党の權哲賢(クォン・チョルヒョン)スポークスマンは29日、声明を発表し、「金大中(キム・デジュン)大統領が28日の国軍の日記念式で、韓国戦争を韓国の歴史上3回目の『統一の試み』だったと規定し、『この統一の試みが成功できなかった』との納得できない発言をした」と批判した。

權スポークスマンは、「軍の統帥権者である大統領が、厳然と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の赤化統一への欲望による侵略を統一の試みと評価した大統領の思想と歴史認識が疑わしい」とし、「韓国への侵略を阻止するために高貴な生命を捧げた当時の英霊らと参戦勇士らが、共産主義者の統一の試みを食い止めた反統一勢力なのか」と厳しい語調で問い返した。

また、「金大統領は誤解を呼び起こす恐れがある発言について国民に謝罪し、明確な見解を示してほしい」と促した。

これに対して大統領府関係者は、「金大統領は『武力による統一の試みは必ず失敗する、将来の統一の試みは平和的な方法で行うべきだ』と強調しただけだ」とし、「ハンナラ党は演説内容の一部を演説の全体の内容のように歪曲しないでほしい」と反発した。

「韓国の歴史を振り返ると、3回の統一の試みがあった。そのうち新羅(シンラ)王朝の統一、高麗(コリョ)王朝の統一の2回は成功した。しかし、3回目の試みである韓国戦争は成功できなかった。ところが、これらの試みは全部武力による統一の試みだった。 しかし、将来の4回目の統一の試みは決して武力によるものになってはならない。必ず平和的に行うべきだ」。



金正勳 jnghn@donga.com