「譲歩は有り得ない」。
米女子プロゴルフツアーで韓国女性の三羽がらす、金美賢(キム・ミヒョン、24、KTF)と朴セリ(パク・セリ、24、三星電子)、朴祉垠(パク・チウン、22、梨花女子大)が、「AFLAC・チャンピオンズ大会(賞金総額75万ドル)」の2日目、1、2、3位をマークするなど、韓国勢が上位を独占した。
今シーズン延長戦での2回の惜敗を含め、準優勝だけ3回を記録している金は、29日アラバマ州モービルのロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイル(パー72)で行われた2日目、4バーディー・3ボギーの1アンダーに止まったが、2日連続単独首位を守った。
6週ぶりにツアーに復帰した朴セリは7バーディーと2ボギーでデイリーベストの5アンダー67打で善戦し、金を1打差で追いつめた。
金の念願のシーズン初優勝と朴セリの今季5勝目の達成は、両選手が同じ組で対決する3日目が山場になる見通し。ライバル意識が加熱し、両選手とも自らのペースを失う可能性があるからだ。
そうなると、久しぶりにリーダーボードの上位に名を連ねた単独3位(6アンダー138打)の 朴祉垠が1月のオフィスデポ優勝以来9ヵ月ぶりに優勝を狙える絶好のチャンスを掴めるかもしれない。
一方、昨年のチャンピオン、カリー・ウェブ(オーストラリア)は12位タイ(1アンダー143打)と後退しており、3週前、ウィリアムス・チャンピオンシップで米国ツアー初優勝を収めたパク・ファジョン(21、チャンネルVコリア)は、この日1打を減らして29位タイ(4オーバー148打)に付けている。
安永植 ysahn@donga.com