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ヒディンク「探索は終わった」...戦力強化に本格取り組み

ヒディンク「探索は終わった」...戦力強化に本格取り組み

Posted October. 05, 2001 09:39,   

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「これからはベストの戦力を造り出すことに集中するつもり」。

サッカーの韓国代表チームのヒディンク監督は、2日から大邱(デグ)で始まるキャンプの目標について、「代表チームの戦力を精密に整えること(ファイン・チューニング)に力を入れる」と語った。「ファイン・チューニング」の辞書での意味は「最高の戦力や効果を得るために細かい部分まで調節して直していくこと」。結局、今までが韓国サッカーを正確に把握するための期間だったならば、これからは与えられた材木を持って韓国サッカーを調練していく段階に入ったという話だ。

4日、 大邱ワールドカップスタジアムで開かれたオリンピック常備軍との評価戦では、このようなヒディンク監督の意図がそのまま表われた。

ヒディンク監督は、まず高宗秀(コ・ジョンス、水原)の故障で空白が長いプレーメーカーを探すために宋鍾国(ソン・ジョングク、釜山)を中央の攻撃的MFとして投入して攻守のコントロールに当てた。しかし、全体的な試合の流れが円滑でなかったので、後半からはすぐにボランチに変えた。

ヒディンク監督は前半の場合、李東国(イ・ドングク)をストライカーに、崔成勇(チェ・ソンヨン)をライトウィングにを起用したことを除くと、すべてのポジションに新しく合流した選手たちを投入して各人の可能性を点検した。

後半には、今回合流した選手の中で「ベストメンバー」をすべて投入して戦術実験を行った。守備ラインがキーポイント。ヒディンク監督は、これまで問題点として指摘されてきた守備ラインを安定させるための「切り札」を出した。これまでは攻撃的MFかストライカーで活躍した柳想鉄(ユ・サンチョル、柏レイソル)を守備ラインに投入したのだ。4バックラインで老練な中央守備手がいなくて気をもんでいたが、GKを除いてすべてのポジションを消化してきた柳からその回答を引き出そうという狙いだった。先月、ナイジェリアとの親善試合で比較的に良い点数を受けたチェ・ジンチョル(全北)が柳と共に中央を守った。

ナイジェリアと戦で急浮上した「ヤング・ガン」李天秀(イ・チョンス、高麗大)はレフトウィングに、チェ・テウク(安養)は1トップ、崔龍洙(チェ・ヨンス、ジェフユナイティド)の後ろをサポートする中央の攻撃的MFに配置した。フォメーションは4バックを維持した4—2—3—1。

攻撃ラインでは崔龍洙と李天秀、チェ・テウクが位置を変えながら攻撃をリードした。試合は、チェ・テウクが2ゴールを決め、李天秀が1ゴールを追加得点した韓国代表チームが4対2で勝った。



梁鍾久 yjongk@donga.com