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ロシア旅客機の墜落原因をめぐって混戦

Posted October. 06, 2001 09:48,   

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ロシア南部の黒海で4日起きたシベリア航空機ツポレフ(TU)154型旅客機の墜落と関連し、米国はウクライナ軍のミサイルによって撃墜されたと主張しているが、ロシアとウクライナはこれを否認し、混戦が続いている。

米CBS放送は4日、米偵察衛星らがTU154機がウクライナのクリミア州のミサイル基地から打ち上げられた地対空ミサイルによって撃墜されたことを立証する証拠を確保したと報じた。

米国防部の高官は「TU154機はウクライナの黒海沿岸で行われた防空演習の途中、ロシア制S200長距離地対空ミサイルに撃墜されたのが確かだ」と述べた。西側が「SA5」と呼ぶS200ミサイルは射射程距離が300キロで、上空3万メートルにある目標を命中することができる。

しかし、ウクライナ防空軍の司令官は「TU154機はミサイルが到達できない距離にあり、演習海域と上空は封鎖されていた」と述べた。

一方、ロシア事故対策本部は「爆発した航空機に乗客と乗組員など、78人が乗っていたが、乗客66人のうち51人はイスラエル人で、15人はロシア国籍であり、乗組員12人は全員ロシア人」だとし、「ロシアの救助チームが現場で旅客機操縦室の残骸を発見しロシア南部のソチに運搬中であり、13の遺体を引き揚げた」と明らかにした。



李鍾鎡 taylor55@donga.com