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政府、米に対北朝鮮支援を要請

Posted October. 08, 2001 09:29,   

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政府は、米朝対話の早期再開に向けて米国側に▽朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する敵対意図がないことを宣言し▽可能な範囲内で北朝鮮への経済支援に乗り出す一方▽米朝対話の再開時期と場所を先に提示する積極性を示すよう要請したと伝えられた。

ソウルの外交消息筋によると7日、「政府が外交ルートを通じてこうした立場を数回にわたって米国当局に伝えたものと見られる」としたうえで「これは米朝対話の再開に向けて米国側がさらに積極的に取り組んで欲しいという金大中(キム・デジュン)大統領の意向を具体化したもの」だと述べた。

政府は最近訪韓した米国の政府関係者らにもこうした立場を積極的に説明し協調を求めたとされる。

外交通商部(外交部)が作成した「米国政府関係者の訪韓面談資料」によると、政府は米国側に対し「米朝対話の早期再開のためには強者的立場にある米国がさらに積極的な姿勢で米朝対話の時期と場所を北側に提案し、北朝鮮を対話の場に引き出すことが必要とされる」との見方を示したことが分った。

しかしブッシュ政権は、韓国政府のこうした要請が事実上クリントン政権の対北朝鮮政策を受け継いで欲しいということであり、受け入れ難いという立場を示したとされる。

米国は、今年6月6日、米朝対話の再開を宣言しているが「米国が提示した核、ミサイル、通常兵器の3大議題が対話の前提条件になってはならない」との北朝鮮側の主張に対しては反応を示しておらず、対話再開に向けた本格的な協議の見通しも不透明な状況。



夫亨權 bookum90@donga.com