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米・英の攻撃、差し迫る

Posted October. 08, 2001 09:29,   

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米国が6日、アフガニスタンに対する攻撃開始のため、本土の山岳師団兵力1000人をウズベキスタンに配置したことに対抗し、タリバーン側がウズベキスタン国境警備兵力を8000人に増強するなど、この地域の緊張が高まっている。パキスタンも7日、米軍の攻撃拠点になるものと見られる空軍基地周辺のアフガニスタン難民を他の場所へ緊急移動させるなど、米軍の攻撃が差し迫っている徴候が各地で現れはじめた。

ブッシュ米大統領は6日、定例のラジオ演説で「我々はタリバーン政権に対してオサマ・ビンラディン氏の身柄を引き渡し、テロ訓練基地を封鎖する機会を既に与えた」としたうえで「すでに(何らかの答えが返ってくる)時間が過ぎている」とした。

ブッシュ大統領は同日、中東諸国への歴訪を終えて帰国したラムズフェルド国防長官から歴訪結果の報告を受けたのに次ぎ、キャンプデービッドにある大統領別荘で画像を通じて国家安保会議を主宰し、攻撃戦略に対する検討を行った。

ブレア英首相も同日「行動の時期は友邦と協議して決めるべきことだが軍事行動の計画は作られた」との姿勢を示し、開戦準備が終わったことを示唆した。

米国と英国はタリバーン政権が崩壊した後のアフガニスタンの安定に向けて、大規模な平和維持軍を駐屯させる可能性があると、英国のサンデータイムズ紙が7日、英国のジェフ・フーン国防長官の話として報じた。

米国は、タリバーン側が米国の軍事脅威を中断すれば西側の人質8人を釈放すると提案したことに対して、「いかなる交渉もしない」とし一蹴した。これまでビンラディン氏の身柄を引き渡すようタリバーン側を説得してきたパキスタン政府も7日「今後いかなる代表団もカブールやカンダハルに送らない」との立場を示し、仲裁活動の中止を宣言した。

タリバーン政権は6日、首都カブールの上空に米国の無人偵察機と見られる飛行機2機が現われたことで、対空砲と地対空ミサイル1機を発射しており、ウズベキスタンに対しては米国の攻撃を助ける場合報復攻撃を行うと警告した。

タリバーン政権の最高指導者ムハマド・オマル師は「米国はイスラエルを支持しながらサウジアラビアに攻撃のための基地を設けてイスラム諸国の反米感情を刺激している」とした後、米国に対し反米感情の解消策を作るよう促した。

一方、日本の産経新聞は7日、米国防総省が16日〜18日間にアフガニスタンに対する軍事攻撃を開始するという内容の作戦計画案をブッシュ大統領に提出したと、米軍事消息筋の話として報じた。

同消息筋によると作戦計画案は16日〜18日のうち一日を選び、第3段階の時差攻撃を開始することになっており、ラムズフェルド国防長官が中東および中央アジアを歴訪する直前ブッシュ大統領に報告されたとしている。



趙憲注 hanscho@donga.com