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米国による空爆、数日間続く

Posted October. 09, 2001 09:04,   

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米国は7日、テロリストのオサマ・ビンラディン氏をかくまっているアフガニスタンに対して3回にわたる大規模な空爆を開始した。米国は今後、数日間続けて空爆を行った後、特殊部隊を投入して、本格的にビン・ラディン氏の追跡作業に取りかかる計画だ。

CNNテレビなど、米国の主要マスコミは8日、米国防総省高官の言葉を引用し、「米国は数日間空爆を続ける」とし、「次の計画は空爆の結果によって異なるが、彼ら(タリバン)の出方次第だ」としている。

ニューヨークタイムズ紙も、この空爆は1週間ぐらい続き、その後ビンラディン氏が主導するテロ組織、アル・カイダの指導者に対する情報収集や追跡、テロ訓練基地の破壊などに向けた特殊部隊の地上活動が展開される見通しを示している。

ブッシュ米大統領は7日、攻撃が始まってから行った国民向けの演説で、「今回の攻撃はアフガニスタンにあるテロリストの活動基地を破壊し、タリバーン政権の軍事力に対する攻撃だ」とし、アフガニスタン国民やイスラム諸国を狙ったものではないという趣旨を強調した。

ラムズフェルド国防長官は「空爆の最初のターゲットはタリバーンの対空防御網の無力化やタリバーン軍用機の破壊を通じて、対テロ活動のための環境を整えるためのものだ」と説明した。

米国は今回の空爆でビンラディン氏のテロ組織などが再び報復テロに乗り出すことを懸念して、50の州や全国主要都市に予備軍や州防衛軍、武装警官を配置するなど、超非常警戒態勢を整えている。

北大西洋条約機構(NATO)は8日、最高意思決定機関の北大西洋委員会を開き、具体的な対米支援策について話し合うことにし、国連も8日緊急安全保障理事会会議を召集することにした。

米国と英国は7日午後9時27分(アフガニスタン時間・韓国時間8日午前1時27分)、アフガニスタンの首都カブールなど3カ所に対する第1次空爆後、8日午前まで約40機の爆撃機や戦闘機、約50発のミサイルなどを動員し、合わせて6カ所に3回にわたる空爆を加えた。

空爆の被害については正確に確認されていないが、パキスタンのアフガン・イスラム通信(AIP)はカブールだけでも20人以上が死亡したと、8日伝えた。

タリバーン側は「米国の攻撃はテロ行為だ」と非難し、聖戦に乗り出す心構えができていると発表して、インドネシアなどイスラム圏の過激団体がタリバーンを支援するための「戦士」を派遣するなど、イスラム諸国の反発は次第に激しくなっている。



韓起興 eligius@donga.com