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現代VS斗山に関心集中

Posted October. 10, 2001 09:31,   

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斗山(トゥサン)ベアーズのキム・インシク監督は、12日から始まる現代(ヒョンデ)ユニコーンズとのプレーオフ第1戦(2・3位決定戦)で、外国人投手のコールを登板させる考えをほのめかした。コールは、ハンファとの準プレーオフ第1戦ではベンチを守り、8日大田(テジョン)での第2戦では勝利が早々と確定した試合中盤に出場して、体を慣らす投球で3イニングを投げた。これは、ペナントレースでのハンファ戦で、平均自責点が7.82点、1勝1敗と、キム監督の信頼を得られなかったためだ。

そのコールが、ペナントレース期間の現代との試合では、対戦した100打者からチーム内最多の三振27個を奪い、1勝1敗、平均自責点3.75点と見事な投げっぷりを見せた。

短期間で行われるプレーオフ戦では、ペナントレース記録はそれほど大きな意味は無いといわれているが、過去の実績を全く無視することはできない。

昨年、韓国シリーズで優勝争いをした現代と斗山が、今年のペナントレースで9勝9敗1引き分けと競りあう中、ひときわ実力を発揮している「天敵」がいる。

投手陣の層が厚い現代のエース、イム・ソンドンは、最近の斗山との2連戦で先発勝利を収め、「熊(ベアーズ)キラー」として浮上。チョン・ジュンホは、チームが斗山戦で挙げた9勝のうち一人で3勝(1敗)を挙げ、ひときわ強さを見せ付けた。

一方、シーズン終了後、互いのチームに移籍しあった現代シム・ジョンスと斗山シム・ジェハクのプライド対決にも関心が集まっている。

斗山でプレーしていた昨年、LGとのプレーオフで3試合連続決勝本塁打を放ったシム・ジョンスは、出身チームをいけにえにしてチームを韓国シリーズに導く構えだ。トレードの悔しさをバネに、今季斗山の看板スターとして名を挙げたシム・ジェハクもまた、準プレーオフで見せた9打数4安打、2打点の磨きのかかった打撃感覚を余すところ無く発揮する構え。

今年のペナントレースでシム・ジョンスが負傷に苦しみながらも斗山との試合で打率3割りちょうどにチーム内最多の17打点5本塁打をマークする一方、シム・ジェハクも現代戦で打率3割6部8厘、17打点と決して押されてはいなかった。

韓国シリーズに向かう一本橋で顔を合わせた今回の対決で誰が「第2のホン・ウォンギ」になるかにも関心が集まるところ。ハンファとの準プレーオフで猛打と安定した守備を見せた斗山ホン・ウォンギのようなスターの出現は、勝負を決定づけるもうひとつのカギとなりそうだ。



金鍾錫 kjs0123@donga.com