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野党議員が「金大統領の辞退」求め波紋

Posted October. 11, 2001 10:08,   

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国会は10日、政治分野の対政府質問が行われたが、野党ハンナラ党の安澤秀(アン・テクス)議員が金大中(キム・デジュン)大統領の辞退を求めた発言に対して、与党民主党がハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)総裁と安議員の謝罪を求めるなど反発し、難航した。

安議員はこの日、「韓国戦争(1950〜1953)は統一戦争」だとした金大統領の「国軍の日」の記念演説(9月28日)内容と関連し「この地の国軍統帥権者である金大統領としての公式発言内容に対し、激しい痛憤と慨嘆の念を禁じ得ない」としたうえで、金大統領自ら辞退することを促した。

安議員は、さらに△8.15平壌(ピョンヤン)祝典代表団に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)訪問を許可した点▽林東源(イム・ドンウォン)前統一部長官を大統領統一特別補佐役に任命したこと▽昨年4月13日の総選挙で市民団体の落選運動を許可したこと▽北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の在韓米軍駐屯を了解したとした金大統領の発言——などを金大統領の重大な過ちとして挙げ、李漢東(イ・ハンドン)首相に対し金大統領の対国民謝罪を勧めるよう求めた。

これを受けて民主党は、議員総会を開き、安議員の発言を「妄言」だとしてハンナラ党に李総裁および安議員の謝罪と、安議員の発言を速記録から削除することなどを要求。「これを受け入れない場合対政府質問を拒否する」立場を明確にした。

しかし、ハンナラ党も民主党の要求を政治的攻勢だとして受け入れず、国会は議員らの対政府質問を終えたまま、午後に予定されていた政府側答弁は夕方遅くまで行えなかった。

一方、同日の対政府質問でハンナラ党の李相培(イ・サンベ)議員は「経済・安保の危機を克服し民心を収拾するため、現内閣を総辞退させ、年末まで挙国中立内閣を構成しなければならない」と主張した。

自民連の金学元(キム・ハグウォン)議員はマスコミ各社への税務調査と関連し「国際新聞編集者協会(IPI)、世界新聞協会(WAN)、言論人保護委員会(CPJ)など世界9のマスコミ関連団体が先月21日、韓国言論弾圧の中止と収監された主要各紙の大株主への釈放決議文を採択している」とし、主要紙大株主の釈放などを求めた。

民主党の李康来(イ・ガンレ)議員は、李容湖(イ・ヨンホ)金融不正事件に触れ「今回の事件で検察の権威と名誉が失墜されただけでなく国民の不信が極に達した」とし、「高級公職者の汚職捜査を担当する部署を新設するなど、検察改革が至急に進められるべきだ」と述べた。



宋寅壽 issong@donga.com