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米「目標物の85%破壊・・・制空権掌握」

米「目標物の85%破壊・・・制空権掌握」

Posted October. 11, 2001 09:19,   

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「アフガニスタン領空の制空権を事実上掌握し、米軍機が24時間態勢で空爆を実施することが可能になった」。

ラムズフェルド米国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長は9日、アフガン空爆が大成功だったとして、米軍機が昼夜を問わずアフガン領空を自由に飛行してもタリバーン軍はこれを阻止する能力を失った、と明らかにした。

マイヤーズ議長は「空爆初日の7日にすでに31カ所の攻撃目標のうち、85%を破壊した」と説明し、「7〜8日両日の攻撃ですでにタリバーンの防空網が有名無実となった」と述べた。

タリバーンが掌握している空港も一つを除いてすべて破壊された。米航空機を脅かすレーダー網と対空砲施設もほとんど破壊された。

ラムズフェルド長官は、米戦闘機が9日の攻撃からは「新たな標的」を求めて昼間の出撃まで実施しているとし、それでも適切な攻撃目標が見つからず搭載した爆弾を使い残したまま帰還する状況も起きていると述べた。

米国防総省はこの日、人工衛星写真まで公表しながら空爆が成功したことを誇示した。空爆前後に撮った2枚のカンダハル周辺の空港写真は、滑走路が空爆で破壊されたことを見せている。アフガン西部のシンダンド空軍基地とガルマバクガルにある「アルカイダ」のテロ訓練基地が破壊された写真も公開された。

マイヤーズ議長は「ガルマバクガルテロ基地の破壊は、米国に喩えれば、海兵隊の軍事訓練の中心地であるボスニア州の海兵基地を破壊したのと同じような成果だ」と自慢を示した。

旧ソ連軍がアフガンに構築した軍事空港のうち二番目に大きいシンダンド空軍基地では、戦闘機6機を破壊する戦果を上げたと、米側は明らかにした。この他に着陸している2機の戦闘機が破壊されたという報告もあった。

マイヤーズ議長は「タリバーンが対空ミサイルのスティンアーミサイルを多数保有しているが、射程が米軍機が活動する高度までには届かない」と付け加えた。

ラムズフェルド長官は「タリバーンの最高権力者であるムハマド・オマル師のカンダハル邸宅にも7日と8日、2回にかけて空爆を実施した」と確認した。オマル師は7日、爆撃数分前に逃げ無事だとされる。

米空軍は、タリバーン地上部隊への攻撃を次の目標にしているものと見られる。



權宰賢 confetti@donga.com