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勝負には血も涙も譲歩もない

Posted October. 12, 2001 09:12,   

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現代(ヒョンデ)と斗山(トゥサン)のプレーオフには「何か特別なもの」がある。

去年の韓国シリーズ7次戦まで持ち込まれる名勝負を演じたチーム間の対決ということ以外にもファンの胸を躍らせる「見物」が多彩だ。一旦、両チームが12日の水原(スウォン)球場で開かれる1次戦の先発としてイム・ソンドン(現代)とク・ジャウン(斗山)を起用する中で、注目すべき関心事は何か。

▲果たして兄弟はたくましいだろうか?〓「兄貴、兄弟同士でボーナスをもらうかも」二日前の電話通話でチョン・スグン(斗山・24)の弟のチョン・スソン(現代・23)はプレーオフのエントリにともに含まれると、興奮した声で兄に自慢話を並べた。スグンースソン兄弟はともにトクスジョンボ高校の出身で、そっくりの顔にプレーのスタイルまで似ている。しかし、兄を凌ぐ弟はいない」と、チョン・スグンはプロ舞台で早々とその能力を認められたのに対し、チョン・スソンは97年の入団後主に代走者や代守備要員に甘んじなければならず、1陣の試合やポストシーズンで二人が出会うことはあまりなかった。今回のプレーオフではチョン・スソンが出場することになり、兄と弟が興奮しているのも当たり前のこと。兄のスグンは謾の立場で「シーズンの時とは雰囲気がまったく異なるから、試合に出ると、いつも慎重にプレーしてほしい」と弟のスソンにアドバイスしたという。

▲シンーシンの戦争〓今年の2月9日。プロ野球のファンは大きなショックを受けた。シン・ジョンス(現代)とシン・ジェハク(斗山)がお互いにトレードされたというニュースが伝えられたため。両選手のチーム内における比重と厚いファン層を考えれば、まさに「突然のトレード」だった。当時の韓国シリーズの優勝メンバーであったシム・ジェハクは「戸惑っている」といい、プロ野球選手協議会が主軸となり球団がら目を付けられていたシン・ジョンスは「ついに来るものがきた」との反応を示した。

国内最高の肩で、ポジションも同じ右翼手のほか強い打力を保有している二人は優劣をつけがたい実力の保有者。1年ぶりにチームを変え、「昔の仲間」を「敵」にして試合に臨むことになった二人の対戦は最高の関心事だ。

▲外国選手対外国選手〓斗山のウッズと現代のクインランはチームへの貢献度において「A級」にあたる外国人選手だ。ウッズはパワーあふれるバッターで、クインランは優れた守備に、たまに出てくる長打力で、チームに一役買っている。

去年の韓国シリーズ7次戦でウッズとクインランはともにホームランを放ったが、MVPは2—2の同点で決勝3点ヒートを飛ばしたクインランに与えられた。いつ、どこで出てくるか分からない彼らのヒットを見守るのも特別な楽しみだ。



金相洙 ssoo@donga.com