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金炳賢、大リーグPSで韓国人初のセーブ達成

金炳賢、大リーグPSで韓国人初のセーブ達成

Posted October. 14, 2001 19:44,   

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スタートは振るわなかったが、最後は輝かしかった。

「小さな巨人」金炳賢(キム・ビョンヒョン、22、アリゾナ・ダイヤモンドバックス)の米プロ野球大リーグポストシーズンのデビュー戦を見守ったファンは、試合終了まで気を緩められなかったが、韓国人初のセーブという大成果を上げた。

13日のブッシスタジアムで行われたセントルイス・カージナルスとのディビジョンシリーズ3次戦。8回裏5—3でリードしていた2死1、2塁で救援登板した金には、大リーグ史上新人最多打点の「スーパールーキー」のアルバルト・プヨルズが待っていた。

金は突然の登板に体が十分にほぐれなかったせいか、外角の連続ボール三つを投げるなど、制球力が不調となり、満塁危機の状況を招いた。次の打者は、この日先制2点ホームランの主人公のジム・エドモンズ。満塁を意識した金は1ボールの状態で第2球を真ん中に落ちるカーブを投げ、これがエドモンズのバットに当たり、空高く飛んで行った。が、打球はセンターフライで打ち取られ、安堵の胸をなで下ろした。

9回裏にも金のスタートは不安だった。先頭代打のケリ・ロビンソンの抜打ちバントによる安打に次ぐエドガ・レンテリアの四球で無死1、2塁のピンチ。しかし、金はスリーバントまで試みたマイク・マシニを三振でしとめ、代打として出場した「ビッグマック」のマーク・マグワイアの芯に当たったゴロが3塁手マット・ウィリアムズのグローブに吸い込まれ、サードとファーストにつながる併殺打となり、瞬く間に試合は終わってしまった。

金は、1塁手のマーク・グレースから記念にボールを渡されると、特有の笑顔を浮かべた。7回表クレーグ・カンウンセルの逆転3点本塁打に支えられ、2勝1敗で優位に立ったアリゾナは、ナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ進出にあと1勝を残すことになった。

一方、アトランタ・ブレーブスは、昨年三星(サムスン)ライオンズで活躍したことのあるホリオ・プランコとチーパ・ジョンス、レイ・サンチェスの三つの本塁打によりヒューストン・アストロズを6—2で破り、破竹の3連勝を挙げ、ナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズに先着した。



張桓壽 zangpabo@donga.com