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ヤンキース、シアトルとの決戦

Posted October. 17, 2001 09:33,   

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テロ事件で悲しみに暮れていたニューヨーク市民が、しばし悲しみを忘れ久しぶりに歓呼した。

落ち着かない街の雰囲気と同様このところ振るわなかったニューヨーク・ヤンキースが、大リーグの歴史を塗り替え、ポストシーズン脱落の危機から脱したため。

16日、米ニューヨーク・ヤンキーススタジアムで開かれたヤンキースとアスレチックスのア・リーグディビジョンシリーズ最終第5戦。

ワールドシリーズ4連覇を狙う「伝統の名門」ヤンキースは、攻守ともに安定したプレーを披露したジーターらの活躍で、オークランドを5対3で抑えた。ホームでの連敗で、ポストシーズン進出が危ぶまれていたヤンキースは、3連勝を果たす底力を発揮し、リーグ優勝決定戦への進出を決め、タイトル防衛に向けた最初の峠をかろうじて乗り越えた。

米プロ野球ポストシーズンで、5戦3先勝制のシリーズのうちホームで2連敗したチームが残りの試合で全て勝利したのは、ヤンキースが初めてのケースだ。

ジーターは、2本の安打を追加し、通算87安打でピート・ローズが持つポストシーズン最多安打記録86本を破った。

ヤンキースは2対2の同点だった3回、オークランドの相次ぐ3つのエラーに乗じて逆転に成功した後、4回に相手の失策で迎えた1死2塁の状況でさらに1点を加え勢いに乗った。

それに先立ってマリナーズは、ホーム球場で行われたインディアンスとのディビジョンシリーズ第5戦を3対1で勝ち、3勝2敗とリーグ決定せん進出を決めた。

今年の公式戦で116勝の歴代最多勝タイ記録を作ったマリナーズを2年連続リーグ優勝決定戦へと導いた主役は、大型新人イチローとベテランのジェイミー・モイヤー(38)。

今季最多安打新記録を作り、打撃と盗塁王に輝いたイチローは、ディビジョンシリーズ5試合で20打数12安打と6割の打率をマークし、2打点に4得点を上げた。勝負が決まったこの日も、イチローは4打数3安打の猛打を振るいチームの勝利に大きく貢献した。

マウンドでは、モイヤーの好投が目を引いた。第2戦で勝ち投手になったモイヤーは、6イニングで三振6個を奪い、3安打1失点の好投で、ポストシーズンでの2勝を一人で上げた。マリナーズの抑え、佐々木は、1イニングをパーフェクトで抑え、ポストシーズン初セーブを記録した。



金鍾錫 kjs0123@donga.com