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韓米首脳、対テロ戦争で「協力」確認

Posted October. 20, 2001 09:56,   

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第9回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合に出席するため中国上海を訪問している金大中(キム・デジュン)大統領は19日、ブッシュ米大統領、江沢民・中国国家主席、プーチン・ロシア大統領と相次いで個別の首脳会談を行い、対テロ戦争を支援するための国際的な協力問題や韓半島平和問題などについて話し合った。

金大統領は、上海市内のリッツカルトンホテルで行われたブッシュ大統領との会談で、米国主導でテロ撲滅のための国際社会の連帯が形成されていることを高く評価したうえで、米国の対テロ戦争に対する積極的な支持と協力の方針を再確認した、と呉弘根(オ・ホングン)大統領公報首席秘書官が伝えた。金大統領は、また南北関係の現状について説明した。

ブッシュ大統領は、韓国政府が対テロ戦争などテロ撲滅に向けた米国の努力を積極的に支持してくれたことに謝意を表した。

ブッシュ大統領は、また金大統領の一貫性ある朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する和解協力政策への支持を表明し、北朝鮮が韓国との合意事項を誠実に履行し、条件なしに米国との対話に応じるべきだ、との点を改めて強調した。

ブッシュ大統領は、またテロ撲滅対策と関連し「来年、韓国と日本のサッカー・ワールドカップが成功するための情報交換など必要な支援を惜しまない考えだ」と明らかにした。

金大統領は、対テロ戦争など変化した国際情勢を勘案し、この日の会談では、ブッシュ大統領に北朝鮮との対話に積極的に取り組んでくれるよう要請はしなかったと、政府関係者が伝えた。両首脳は、この日、共同発表文は出さなかった

金大統領は、江沢民主席との首脳談では、来年の韓中国交10周年を控え、ワールドカップでの協調など両国間協力関係を堅固にするための共同努力を確認した。続いて行われたプーチン大統領との会談では、南クリル列島(北方4島)でのサンマ漁操業問題などについて協議した。



尹承模 ysmo@donga.com