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3強の首位争い、週末が山場

Posted October. 20, 2001 09:57,   

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今シーズンのプロサッカーの頂上に向けて、最後の混戦を展開している3強。「不安な首位」を守っている城南一和(ソンナム・イルファ、勝ち点41)を水原三星(スウォン・サムスン)と安養(アンヤン)LGがともに勝ち点3点差で追い上げている。

「異床同夢」を見ているこれら3チームは、優勝からは遠のいたが決して退けない「粘り強さ」のチームとの激突で、大変な週末を過ごしそうだ。

1位の城南は21日、ホームで富川(ブチョン)SKと対戦する。富川は崔允謙(チェ・ユンギョム)監督がチームを率いてから12試合の無敗行進を続けているチームだ。勝負どころはMFの争い。城南の申台龍(シン・テヨン)と 富川の南基一(ナム・ギイル)の「中原争奪戦」も見所だ。今月行われた2試合で申台龍は1ゴール、1アシストを記録、プロサッカー史上二番目の「50(ゴール)—50(アシスト)クラブ」に仲間入りした。彼に立ち向かう南基一も2試合で2ゴール、1アシストで快調のコンディションを見せており、城南が勝利するには超えなければならないハードルも多い。

2位の水原は同じ日、大田(デジョン)シティーズンとの遠征試合が予定されている。客観的な戦力としては水原が一枚上。今年の両チームの対戦においても2勝無敗で水原が優位に立つ。しかし、大田との「腐れ縁」がなんとなくひっかかる。今年サポーターズ間で衝突が起こるほど、両チームの試合の雰囲気は過熱されやすい。それに、初の大田遠征試合ということも負担になる。水原は「国内選手の自尊心」徐正源(ソ・ジョンウォン)に攻撃の成否がかかっている。徐正源をはじめサンドロ、デニス、ルーツなど10の球団のうち最強の「火力」を保有しているにもかかわらず、2試合連続で無得点にとどまっている難局を乗り切るには、老練な徐正源の活躍が欠かせない。

20日全南(チョンナム)ドラゴンズと遠征試合を行う3位の安養は「ジンクス脱出」が最優先課題。安養は今年、全南との対戦となると、ひときわ振るわなかった。今年、アディダスカップを含めた4回の対戦で1勝1敗1引き分けと劣勢である上、2敗とも光陽(クァンヤン)で喫したもので、今回だけは「遠征連敗の鎖」を断ち切る決意だ。安養はヒカルド、ドラガン、アンドレの「外国人選手トリオ」に期待をかけている。特に、17日の水原戦の決勝ゴールの主人公、ヒカルドは去年の守備的MFから今年ストライカーへとポジションを変えた後、7ゴールを記録、「変身」に完全に成功した。



朱性元 swon@donga.com