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「実名疑惑」政局、与野党が強硬対峙

Posted October. 22, 2001 09:08,   

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野党ハンナラ党が、「李容湖(イ・ヨンホ)ゲート」の中核人物だとして与党民主党の金弘一(キム・ホンイル)議員、権魯甲(クォン・ノガブ)前最高議員、某企業スポーツ団の鄭学模(チョン・ハクモ)社長を実名で直接取りあげたことで波紋が拡散しつつある。

ハンナラ党は21日、金議員などに対する即刻的な検察の捜査を求めた反面、民主党は「ハンナラ党の兪成根(ユ・ソングン)議員が国会の対政府質問(19日)で公開した警察の動向報告書は、ハンナラ党の注文によって現職の警察官が作成したもの」だとして、文書の流出経緯を問題視している。

また、民主党は国会議員の免責特権の限界について指摘しているが、ハンナラ党は超憲法的な発想だと反発した。

▲警察の情報報告流出めぐる論戦〓民主党の田溶鶴(チョン・ヨンハック)スポークスマンは動向報告書に対し「ハンナラ党は検察の単純な情報報告内容を政治攻勢の目的でもって加工し、あたかも民主党の人物が『李溶湖ゲート』と関わりがあるかのように悪用している」と言い、「文書を手渡した人ニ流出してもらった人は勿論その背後に対しても徹底した捜査を行わなければならない」と強調した。

反面、ハンナラ党の権哲賢(クォン・チョルヒョン)スポークスマンは「金議員が8月初め済州道(チェジュド)でヨ運桓(ヨ・ウンファン)氏に会ったという情報提供を受けて、ハンナラ党済州道支部を通じて事実確認を要請したことに対し、イム某巡査部長がそうした事実がないということを立証付けるため情報報告の文書を見せてくれただけ」だという立場を明らかにした。

▲追加疑惑の提起〓権スポークスマンは「鄭社長が先月末にはヨ氏のことを知らないと断言していたが、19日の記者会見では『以前知り合いだった』として翻意した」と指摘した。

同スポークスマンは「8月初め金議員が済州道で鄭社長の紹介で偶然ヨ氏に会ったことがあるとしているが、偶然にしては非常に不可解なこと」だとし、「金大中(キム・デジュン)大統領の息子だとしても直接調査し全ての疑惑を明らかにすべき」だと付け加えた。

これに対し民主党は「権スポークスマンが提起した諸疑惑は既に事実でないことが判明されたもの」だとし、「党としてハンナラ党の兪議員と安鍫律(アン・キョンリュル)議員を名誉き損の容疑で検察に告発した」と明らかにした。

▲免責特権の制限をめぐる論難〓慎承男(シン・スンナム)検察総長が19日、免責特権の限界について触れたことに続き、韓光玉(ハン・グァンオク)代表は21日、記者会見し「国会の政治改革特別委員会で免責特権の悪用など今回の通常国会・対政府質問で克明に現われた国会制度の問題点について共に話し合わなければならない」という考えを表明した。

しかし、ハンナラ党はこれについて「現政権の不正腐敗がこれ以上暴き出されないようにするための反民主的な発想」だと一蹴した。



文哲 fullmoon@donga.com